公園・庭園 新宿区 植物園

新宿御苑から内藤新宿までの散歩

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 散歩の記録

日時:2023年12月13日(水)
天候:晴れ
距離:4.85km
歩数:6665steps
カロリー:423kcal
平均速度:2.2km/h

9:00 家を出る
10:00 新宿御苑千駄ヶ谷口
10:10-10:30 新宿御苑内のスターバックス
10:40 バラ園
11:00 温室
11:15大木戸門を出て、新宿御苑散策路を歩く
11:30 - 15:00 新宿駅南口のカフェCafficeでランチ&HP制作

ウォーキングマップ

フォトアルバム

千駄ヶ谷門

今日は、昨日とは打って変わって、抜けるような青空が広がる絶好の散歩日和。体力的にちょっと不安があったので、近場の新宿御苑を散歩することにした。新宿区の作成した公園マップを参考にして、南側の千駄ヶ谷門から入り、北側の大木戸門から出るというコースで歩いてみた。

新宿御苑千駄ヶ谷門

千駄ヶ谷門を入ってしばらく歩くと、大きな池にでる。左から「中の池」と「下の池」だ。

中の池

スターバックス

中の池を見下ろす絶好のビューポイントにあるのが、スターバックスだ。いつも行列ができるほど混んでいるが、今朝はまだ時間が早かったせいか、行列もなかったので、ちょっとだけ入ってみた。それでも、ほぼ満席の状況で、1番安いホットコーヒーを注文し、広いテーブル席の角に座って一休みした。

中の池を見下ろす丘にあるスターバックス

スターバックスの背後に、新宿NTTタワー

スターバックスを出たところで、振り返ってみると、カフェの背後に大きく新宿のNTTタワーが見えた。

プラタナスの並木

プラタナスの並木道

しばらく東の方に歩いて行くと、プラタナスの並木に出た。ここは新宿区のマップにも出ていたので、黄葉が美しいかと思ってきたのだ。しかし、12月の半ばということで、葉っぱはほとんど落ちていたが、それなりの風情はあった。一瞬、映画「第三の男」のラストシーンを思い出してしまった。映画みたいに向こうから美しい女性が歩いてくるということはなかったけれど、、、その代わりに、はしだのりひことシューベルツの「風」という昔の歌をSpotifyで流しながらあるいた。「プラタナスの枯葉舞う冬の道で、、」という歌詞を聴きながら。この歌は、今のような冬の季節によく似合うみたいだ。

3列のプタラナスの並木もあった

バラ園

バラ園

思いがけない収穫は、この近くにバラ園があって、色とりどりのバラの花が咲いていたことだ。神代植物公園のように広大なバラ園ではなく、こじんまりした花園だが、一つ一つのバラがどれも美しい。思わず全部の花の写真を撮りたくなるほどだ。バラの方も、「私たち綺麗でしょ?とってね」と誘いかけているようだ。

バラ園のピンクのバラ

今回、初めてiPhoneの「ポートレート」モードを使って、背景を大幅にぼかす技法を試してみた。スマホなのに、驚くほど美しいボケ味を出すことができたような気がする。これなら、一眼レフはいらないかもしれない。

バラ園の赤いバラ

バラ園の真っ赤なバラ

バラ園のピンクのバラ

バラ園

バラ園から新宿のタワーを望む

 

池の紅葉

銀杏

銀杏の黄葉とタワー

温室

もう一つの収穫は、新宿御苑内に大きな温室があることを発見したことだ。しかも無料。この温室は長い歴史を持っている。創設は1875年、ということは150年も前のことだ。

温室の外観

新宿御苑の温室

さすが、長い歴史を誇るだけあって、植物も充実している。ランをはじめ、色とりどりの南国の植物が所狭しと咲き誇っている。ここだけでも、十分に堪能できる。

温室2

温室

温室のラン

温室の白いラン

温室

温室

温室を出ると、大木戸門には近い。ここを出て、通りに出る手前に、うっかりすると見逃してしまうが、新宿駅方面に向かって、塀の内側に散歩路が敷設されている。ここがまた実に気持ちのいいウォーキングルートなのだ。新宿区作成のマップを見ると、ここは玉川上水内藤新宿分水路なのだという。説明掲示板を読むと、正確には分水路ではなく、すぐ北側を流れていた玉川上水分水をここに移動して保存しているということだ。

大木戸門

新宿御苑散歩路

新宿御苑散歩路

玉川上水内藤新宿分水

散歩路の銀杏の大木

散歩路には、こんな銀杏の大樹もあって圧倒される。

テレワークカフェ Caffice

Cafficeは、このビルの2階にある

新宿の隠れ家的カフェCafficeでゆったりとノマドワーク

散歩道を抜けると、最終点の新宿駅はもうすぐそこだ。ただ、もうお昼前なので、ここでカフェレストランに入って、ランチをとりながら、今日のウォーキングのことを「私の東京散歩マップ」HPに載せる作業をしようと思う。

お目当ては、あらかじめネットで調べておいたCafficeというカフェだ。電源やWi-Fiが完備して、ゆったりとしたスペースで、それほど込んでもいない、というネットの紹介を信じて、入ってみた。その予想は違わず、これまでに入ったノマドカフェでは抜群に快適なカフェだった。おそらく、世界一快適なノマドカフェと言ってもいいかもしれない。

スパゲッティのランチが、サラダ、ドリンク、場所代入りで1400円なので、極めてリーズナブル。店内が広々としている上、座席の間隔が広くとっている。私が座った座席など、他の席と離れた壁きわにあり、周りが全く気にならずに仕事に専念できるので、本当に気に入った。2時間制になっているみたいだが、よほどのことがないかぎり注意されることもないようだ。

店内はほとんどが若い人ばかりで、ほとんどの人がMacbookで仕事をしている(私のiPhoneで確認した周辺PCデータ)が、私のようないい年をしたハゲジジイが一人せっせとiPad airかなんかでキーボードを打っていても、誰も気にしていないのは嬉しい限り。あまつさえ、近くの座席でパソコンに向かっている女性などは、耳に大きなヘッドセットをつけて、結構大きな声で会社の人と延々とオンラインでのやり取りをしているのだが、これを注意する人も全くいない。思うに、このカフェはほとんどテレワークオフィスみたなものだから、こうした声を出してのやり取りも許容されるのかもしれない。ちなみに、カフェの名前Cafficeの由来は、Cafe+Offficeだという。

この点について、後からいろいろと考えてみた。そういえば、同じようなことが携帯電話の時代にもあったような気がする。かつて、『ポケベル・ケータイ主義!』(ジャストシステム)の中で、富田英典氏がこう論じていた。電車内という赤の他人が近接する場では、お互いの無関心を装うことによって社会的空間の秩序を保っている。これを「不関与の規範」という。しかし携帯電話で話す人を端から見ていると、一方の会話しかわからないため逆に関心を引きつけてしまい、「不関与の規範」を乱す、というのだ。そのため、電車内での携帯電話使用は、他の乗客には迷惑と感じるのだという(岡田朋之氏のブログより引用)。

テレワークカフェでのヘッドセットを使った会話についてはどうだろうか?他のお客には彼女の会話しか聞こえないから、不関与の規範を乱すようにも思えるが、それでも誰もクレームをつけないのは、多分このカフェでは別の規範が働いているからだろう。それは、テレワークカフェとして、一種の「準オフィス空間」とみなされているがゆえに、オフィス内で同僚が電話やヘッドセットで日常的に一方的な会話しているのを聞いているような感覚で、隣席の一方的会話も不自然には感じないのではないだろうか?私自身は普段そのような生活を送っていないので、多少の違和感を感じたのだけれども、、、

つまり、このテレワークカフェでは、電車内での「不関与の規範」と似たような暗黙の規範が働いているが、それは電車内よりもさらに他人のビジネス会話に対して寛容な「オフィス内の不関与規範」ともいうべきものなのかもしれない。それは、結果的にテレワークカフェで、利用客が隣席の客同士での相互不関与を促進し、まるでオフィス内で仕事をしているような感覚でテレワークに集中することを可能にしてくれる役割を果たしているのではあるまいか?

こうした「テレワークオフィス的不関与規範?」のおかげで、自分としては後ろめたい気持ちになることもなく、新記録の3時間以上も居座り、一気にこの記事を完成させることができた。新宿に来る時は絶対またここに来たいと思っている。

というわけで、今日は実に多くの発見、収穫があった。やはり東京は世界一の大都市だと改めて感心した。

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