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散歩の記録
日時:2023年4月19日
天候:快晴
出発点:南北線「東大前」駅
時刻:
東大前 9:20
根津神社 9:35〜10:00
駒込富士神社 10:30
六義園 10:40〜11:15
駒込駅 11:20
写真アルバム
東大前駅
今日の散歩の出発点は、南北線の東大前駅です。東大農学部横にあります。
権現坂
文京区は坂の多い街です。根津神社の手前にある「新坂」もその一つです。本郷通りから、根津谷への便を考えて作られた新しい坂のため、新坂と呼ばれたそうです。また、根津権現(根津神社の旧称)の表門に下る坂なので権現坂とも言われます。森鴎外の小説「青年」にも登場します。
根津神社
坂を下りると、根津神社の表門に出ます。根津神社は、日本武尊が1900年近く前に創祀したと伝える古社で、東京十社の一社に数えられています。現在の社殿は宝永3年(1706年)、甲府藩主徳川家宣(のち征夷大将軍)が献納した屋敷地に造営されたものです。権現造(本殿、幣殿、拝殿を構造的に一体に造る)の傑作とされています。社殿7棟が国の重要文化財に指定されています。
つつじの名所として知られており、毎年この頃には、つつじ祭りが開催されます。2023年は4月1日から4月30日までの一ヶ月間開催されています。急坂の地形を利用して、約100種3000株のつづじが咲き誇っています。もともと、甲府宰相の徳川綱重の下屋敷であったとき、綱重が植えたことに始まり、350年以上の歴史を持っています。
根津神社から六義園までの道
根津神社の北門を出て、道路を渡ると、「千駄木くらしのみち」が始まります。文字通り、千駄木地域の住民のための生活道路です。低層の洒落た邸宅が立ち並び、静かで安全な通りです。文京区のコミュニティバスもこの通りを運行しています。
この通りが団子坂に出た左側には、森鴎外記念館があります。ここには在職中、研究の資料を求めて何回か通ったことがあります。団子坂の通りを渡って、さらに北上すること約20分で本郷通りに出ます。ここを右折して約5分で、二番目の目的地である六義園に到着します。私がかつて東洋大学白山キャンパスに在職していた頃は、徒歩で15分ほどの六義園をよく散歩していました。
六義園(りくぎえん)
六義園は江戸時代の五代将軍・徳川綱吉から信頼を得ていた川越藩主・柳澤吉保が元禄15(1702)年に築園した回遊式築山泉水の大名庭園です。詩経の「六義」(りくぎ)から園名がつけられました。国の特別名勝に指定されています。