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有線LANでWi-Fiより高速な通信を実現

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遅いWi-Fi接続

1990年代、インターネット接続といえば、イーサネット(有線LAN)が使われていました。けれども、現在はどこでもWi-Fiでつなぐのが当たり前の時代になっています。確かに、400Mbpsを超える高速データ通信も可能になっていますが、実際にWi-Fiでの接続速度を測っていると、30Mbpsとか40Mbps程度のスピードしか出ないことが多いようです。

私の自宅の書斎でも、1Gbpsの光回線にWi-Fi端末をつないでいますが、かなり遅く、離れた部屋にあるルーターと15mの有線LANケーブルを結んで、やっと下り200Gbps以上の通信を確保している有様です。その代わり、家族からは「ケーブルが邪魔、引っかかる」といった苦情を受けることも少なくありません。離れた部屋にも高速で電波を飛ばせるWi-Fiルーターがないものか、思案に暮れているところです。

BuffaloミニWi-Fiルーターの威力

街に出ると、やはり無料の公衆Wi-Fiサービスがカフェやホテルなどで提供されています。しかし、どれもスピードはせいぜい十数Mbpsどまりで、セキュリティ面でも不安があります。先日泊まった、銀座のグレイスリーホテルには、部屋にWi-Fiと同時に有線LANケーブルと端子が設置されていました。事前にこのことがわかっていたため、Buffalo製のミニWi-Fiルーターを持参し、LANケーブル端子につないでみました。

果たして、ホテルのWi-Fiの提供する無料Mi-Fiと、有線LANケーブルをつないだBuffaloのミニWi-Fiとはどちらが速いのでしょうか?確かめるために、iPhoneのアプリでスピードテストをしてみました。

結果は、下に示すとおりです。


ホテルの無料Wi-Fiのスピード


有線LAN+Buffalo ミニWi-Fiのスピード

ホテルの無料Wi-Fiはわずか2.92Mbpsのスピードだったのに対し、部屋の有線LAN(イーサネット)にBuffalo製ミニWi-Fiルータをつないだ場合は、なんと20倍近い54.63Mbps(いずれも下り回線のスピード)を記録しました。しかも、Buffaloは自分だけしか知りえないパスワードを使っているので、セキュリティも 万全です。

このように、Wi-Fi全盛時代にあっても、イーサネット(有線LAN)はスピードと安全を兼ね備えた通信手段であることが実証されました。これからも、ホテルを選ぶときには、有線LAN端子を備えているかどうかチェックしたいと思っています。

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