豪華絢爛たるプログラムを堪能！

本日（5月23日）19:00〜21:30、松山市民会館で「フジコ・ヘミングコンサート」を鑑賞しました。これまで一度は実演で観ておきたかったコンサートなので、とても楽しみにしていました。開演までプログラムは公開されていなかったのですが、会場で配られたプログラムを見てびっくり。私の好きなドビュッシー、ショパン、リストの曲が並んでいたのです。しかも、演奏中にまたまた私の大好きな曲が付け加えられたので、本当に大満足のコンサートとなりました。ちなみに、今夜の演奏プログラムは次の通りです（赤字の曲は、急遽追加されたものです）

C.ドビュッシー　ベルガマスク組曲より　第3曲「月の光」
F.ショパン　エチュード　作品10-3 「別れの曲」
F.ショパン　エチュード　作品10-12　「革命」
F.ショパン　ノクターン　変ロ短調　作品9-1
F.ショパン　ポロネーズ　第6番　変イ長調　作品53「英雄」
F.ショパン　ピアノ協奏曲第1番　ホ短調　作品11（with ハイドン・カルテット）
F.リスト　「愛の夢」第3番
F.リスト　パガニーニによる大練習曲　第3番　嬰ト短調「ラ・カンパネラ」S.141より

曲の神髄を自由奔放に歌い上げるピアニズムの素晴らしさ

80歳を超え、足腰の体調もおもわしくない中、それにも関わらず、渾身を込めて、力強くドビュッシー、ショパン、リストという大作曲家の神髄を奔放に歌い上げるピアニズムは、心からの感動を覚えずにはいられませんでした。多少のミスタッチや弾き間違いはみられたものの、それを帳消しにする名演だったと思います。私がこれまで鑑賞した数々のコンサーツの中でもベストワンといってもいい演奏会でした。フジコ・ヘミングさんの得意中の得意の曲ばかりを心ゆくまで堪能させていただきました。フジコさんには、ぜひ松山の温泉にゆっくりつかっていただいて、体調を回復していただきたいと祈念しています。

YouTubeで振り返るフジコ・ヘミングの名演

今回のプログラムで、ベストスリーを選ぶならば、ベストワンは「ラ・カンパネラ」、ベストツーは「愛の夢」、ベストスリーは「ピアノ協奏曲第1番」だったでしょうか。でも、どの曲も魂のこもったすばらしい熱演で、甲乙つけがたいものがあります。まだ会場の余韻が残る中、YouTubeで1曲ずつ振り返ってみたいと思います。