ネットランキングは当てにならない
新しい製品を買うときには、必ずネットのレビューサイトやランキングサイトを読んで参考にする。いろいろと検索しているうちに、自分に合った製品は次第に絞り込まれてゆき、最適の商品を選ぶことができるようになる。最終的には、アマゾンや価格comのレビューを念入りに読んで確認する。
大抵の場合は、これで満足のいく商品を手にすることができるのだが、ワイヤレスイヤホンに関しては、この原則はあてはまらなかった。iPhone7では、原則としてケーブル式のイヤホンはつけられず、ワイヤレスイヤホンを買わざるを得ない。というか、その方が便利なので、ネットで検索した結果、7000円くらいのSONY製を買ったのだが、実際に聴いてみると、私にはとても合う音質ではなかった。二度と使うことはなく、引き出しの奥でほこりをかぶった状態にある。
その後、JBLのイヤホンがいい、とネットで高く評価されていたので、これを購入したのだが、これも今ひとつで、クラシックをよく聴く私の耳には合わない感じがして、宝の持ち腐れ状態にある。
BOSE Sound Sportsがお気に入りに
最後に購入したのは、Bose Sound Sportsというワイヤレスイヤホンだ。これは約2万円と高いが、それだけのことはあり、小型にもかかわらず、すばらしい音質でたいへん気に入っている。バッテリーの持ち時間が約5時間と比較的短いのが唯一の短所だが、それ以外は気に入っており、これが現在の常用イヤホンになっている。
音の好みは千差万別
このことで明らかになったのは、音の好みや感受性というのが人によって千差万別だということだ。私は、聴いていて感動を覚えるようなクオリティの高い、艶やかな音質のスピーカーが好きだ。ただ、やたら低音が強調されたり、クリアな音の出る、パンチの効いたスピーカーには魅力を感じない。そうした個別の音質の好みに合わせてイヤホンをレコメンドしてくれるネットサイトというのは、寡聞にして知らない。その結果、余計な出費をさせられてしまった。これからは、BOSEの音質を基準にイヤホンやスピーカーの選択をしようと思っている。