便利なAffinger5のプラグイン「安心くん」
WordPressのエディターで記事を作成していると、画面が突然フリーズして更新ができなくなることがたまにあります。WordなどPCでは、自動的に更新してくれますが、WordPressではそういう機能はないようです。頻繁に下書きとして保存ボタンを押すのがいちばん安全な方法です。ただし、下書きの原稿はサーバーに一時的に保存されるだけなので、メモとして残しておきたいという場合には役に立ちません。書きかけの記事をメモとしてPCに頻繁に保存したいときは、Affingerテーマ限定ではありますが、「安心くん」という有料プラグインが便利です。
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WordPressの記事をバックアップするプラグイン
当プラグインのご利用にはWordPressテーマ「ACTION(AFFINGER6)」が必要です。 ...
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これをインストールすると、エディタ画面の右側にエクスポートボタンが表示されます。書いた記事をPCに保存したいときは、このボタンを押すと、HTML形式のテキストファイルが自動的にダウンロードされます。万一それまでに書いた記事が消えてしまったり、他の記事に使いまわしたいときには、このテキストデータをエディタにはりつければ、簡単に記事を回復したり、別の記事に追加することができます。
こんなプラグインが、どんなWordPressテーマでも無料で使えれば便利でしょうね。いまのところ、Affinger(Wing)テーマ限定の有料というのが残念です。
Duplicate Postプラグインの使い方
WordPressで書いた記事は、MySQLとサーバーのファイルに分けて保存されています。そのため、MS WordなどPCのワープロソフトとは違って、まるごとPCに保存することは難しく、せっかく書いた記事が使えなくなるという事態がたまに起こります。私の場合、Beaver Builderという「ページビルダー」を使って記事を作成することがしばしばあるのですが、その場合には、上に述べたテキストファイルで記事を保存することができません。
そんなとき、記事をまるごと複製、保存できる「Duplicate Post」というプラグインが重宝します。万一作りかけの記事が失われてしまっても、その前にこのプラグインで複製をとっておけば、これに差し替えることで記事を復旧できるからです。テキストだけではなく、ページビルダーで作った記事もそのまま複製してくれます。この超便利なプラグインの使い方を簡単に説明しておきたいと思います。
1. プラグインのインストール
まず、次のサイトからDuplicate Postのプラグインをダウンロードします。
強力な書き換え & 再公開機能を含む、投稿やページの複製に最適なツールです。 続きを見る
Yoast Duplicate Post – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語
続いて、WordPressのプラグイン新規追加でこのファイルをインストールします。
あるいは、プラグインの新規追加画面で、検索ボックスにDuplicate Postと入力すると、プラグインが表示されますので、有効ボタンをクリックして直にインストールすることもできます。ただし、紛らわしい名前のプラグインが並んでいますので、注意が必要です。
2. Duplicate Postの初期設定
次に、WordPress管理画面で「設定」>「Duplicate Post」を選び、必ず初期設定をしておきます。権限タブでは、デフォルトでは「投稿」と「固定ページ」だけにチェックが入っていますが、必要に応じて、「Short Codes」「スライダー」「テンプレート」などにもチェックを入れておくといいでしょう。もっともここでのチェックボックスは、どんなプラグインやテーマを入れているかによって異なってきます。下の画像では、Affingerというテーマや、Beaver Builderというページビルダーを入れているために、チェック項目が増えています。
3. Duplicate Postの使い方
複製したい記事が「投稿」ならば、ダッシュボードの投稿一覧をクリックします。カーソルを複製したい記事に乗せると、投稿タイトルの下に編集メニューが表示され、そのなかに複製というメニューが追加されているのが分かります。これをクリックすると、一つ上の行に記事の複製が追加されます。記事IDの新しいほうが、複製記事です。
(投稿一覧で複製したい記事の「複製」ボタンをクリック)
(複製された投稿:一つ上の行にできる。記事IDで確認)
メモ
記事IDを容易に確認するには ShowID for Post/Page/Category/Tag/Commentというプラグインを入れておくと便利です。
WordPressのツールで投稿ファイルをエクスポート
これで、投稿記事や固定ページが「下書き」として複製されました。この記事をそのまま公開してしまうと、同じ内容の記事が2つできてしまい、Google Adsenseの基準ではルール違反と認定されてしまう恐れがあります。
せっかく複製記事ができたのですから、これをPCに保存しておきたいところです。そのためには、WordPressに備わっている「エクスポート」機能を使えば、これをXMLファイルとしてPCにエクスポートすることができます。
ダッシュボードのツール>エクスポートメニューを選びます。ここで、エクスポートする内容を選びます。この画面では残念ながら特定の投稿一つを選ぶことはできませんので、「カテゴリー」と「開始-終時期」で絞り込み、エクスポートを実行します。複製用のカテゴリーをあらかじめ作っておき、エクスポートしたい記事にこのカテゴリーを一時的に割り当てておけば、一つだけの投稿をエクスポートすることができるでしょう。
そこで、エクスポートファイルをダウンロードボタンを押すと、XMLファイルがダウンロードされます。このファイルに名前をつけておけば、万一バックアップが必要になったとき、WordPressのファイルインポート機能を使えば、もとの記事を復元することができます。あるいは、他のWordPressサイトに転用することもできます。この作業には、プラグインは必要ありません。