NEC Aterm MR05LN+クレードル

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Aterm MR05LN+クレードルでモバイルルーターがWiFi宅内高速ルーターに変身

Aterm MR05LN用のクレードルを購入

もともと海外旅行用のモバイルルーターとして、NECのAterm MR05LNを購入したのですが、クレードルをつけると、自宅内のWiFiルーターとしても使えるようになると知り、クレードルを注文してみました。クレードルは楽天モールでソフマップから購入したのですが、1000円のクーポンつきで、なんと1900円という超廉価で購入することができました。さきほど到着したので、さっそくセッティングをしてみました。そのファーストインプレッションをお届けします。

WiFiの設定は簡単

MR05LNを宅内WiFiルーターとして使うには、本体の「クレードル設定」を選択して、「ルータモード」を「ブリッジモード」に切り替えるだけでOKです。あとは、クレードルにセットして、クレードルとブロードバンドルーターをイーサネットケーブルでつなぐだけです。10分もあればセッティングは完了です。あとは、普通のWiFiルータと同じで、パソコンやスマホのWiFiメニューでSSIDを確認し、そのパスワードを入れるだけです。正しければ、このブロードバンドを通じてインターネットに接続することができます。

問題は、普通のWiFiルータと比較して、性能がどうかということになります。NEC MR05LN製品ページによれば、MR05LNのブリッジモードは、次のような性能をもっています。

  1. 11ac (5GHz帯)のWi-Fiアクセスポイント
  2. 電波干渉の少ない5GHz11acの2ストリームに対応し、最大約867Mbpsの通信速度
  3. 10台までのWi-Fi機器を同時接続することが可能
  4. バックグラウンドは高速ギガビット(優先LAN 1000Mbps)接続

製品ページは次のサイトです。

http://www.aterm.jp/product/atermstation/product/mobile/mr05ln/

実際のスピードをiMacで測ってみました。比較の対象として、ふだんから使っているバッファローのWi-Fiルーター WSR 2533DHPのデータを同じ条件でとってみました。

iMacで2つのWiFi機器をつないでスピードを比較したのが、次の画像です。

 

 

左側がAtermをつないだときのスピード、右側はBuffaloをつないだときのスピードです。明らかにAtermのほうが速いことがわかります。

実際に、Chromブラウザでスピードテストを行ってみました。その結果は、次の通りです。

Atermの速度

Buffaloの速度

ここでも、やはりAtermの方が速いことがわかります。Buffaloのルーターは、スピードが速いと評判の高い機種ですが、Atermはそれよりも遥かに速いスピードを記録したので、正直びっくりしました。これなら、バッファローのルーターは必要ないくらいかもしれません。もっとも、Atermをモバイルルーターとして持ち歩く場合には、自宅でWiFiが使えないので、やはり自宅専用のWi-Fiルーターはないと困ります。

ただ、私は月に2,3回ほど自宅でパソコン教室を開いており、その際、6台くらいのPCをネットにつなぐことがああります。6台もネットにつなぐと、スピードが極端に遅くなってしまいます。Atermを加えれば、混雑が緩和するかもしれないので、その点を期待しています。

いずれにしても、今回専用のクレードルを導入したことによって、自宅でのWi-Fi環境が改善させるめどがつきました。1台目のWiFiルーターとしても、このAterm MR05Lnはおすすめといえるかもしれません。

クレードルのもうひとつの利点

MR05LNを自宅ではクレードルに入れて、ブリッジモードにすることで、SIMの利用料金を節約することができました。というのは、ブリッジモードにすると、モバイルルーターが自動的に自宅のブロードバンドルーターのWi-Fi端末に切り替わるからです。その時点で、MR05LN内のSIMは働かなくなるため、誤って宅内でもモバイルルーターとしてデータチャージを食うことがなくなります。iPhoneなどスマホやタブレット、あるいはPCでは、同じSSIDとパスワードを入れたままで、宅内ブロードバンドのWi-Fi端末としてMR05LNを使うことができます。

いま契約しているUQmobileの「データ高速プラン」SIMは、月額980円で安いのですが、1ヶ月に高速で使えるデータ量が3GBと限られているので、できるだけ節約して使う必要があります。その意味では、MR05LNのブリッジ機能は、データ節約に大きく貢献してくれるでしょう。

カフェなどでMR05LNをルーターとしてパソコンやタブレットで仕事をしていると、1時間くらいで300MBは消費します。これだと、月に10日間MR05LNを使えることになります。それ以上はタリーズカフェやスターバックスなど、「ギガぞう」Wi-Fiサービス(月額500円)がつながるところで仕事をすることになるでしょう。合わせて、月に1500円がWi-Fi料金ということになります。月額3000円以上もするレンタル・モバイルルーターを使うのに比べれば、はるかに経済的といえるでしょう。

 

 

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