Buffalo のネットワークHDD(NAS) 3TB LS210D0301Cを購入
最近、Dropboxの大容量データがモバイル用のMacbook Pro(SSD 256GB) を圧迫して困っていました。そこで、HDDを圧迫しない「スマーシンク」が可能な上位プランにアップグレードしてみたのですが、どういうわけかこのスマートシンク機能を使うことができませんでした。
そこで、Dropboxの利用はあきらめて、NASを導入して、モバイルPCの容量不足を解消することにしました。せっかくなので、容量が3TBというNASにしました。Amazonでみると、約14000円とリーズナブルなお値段だったので、これに決めました。以前から使っていたI.O.データのNASは、設定が面倒で、スマートフォンやタブレットからの外部アクセスができず、役立たずの存在だったので、今回は使いやすさを重視して、Buffaloにしたというわけです。
NASが外部からアクセスできないという問題に直面
昨日、製品が到着したので、さっそく設定を開始しました。ところが、初期設定はうまく行ったものの、肝心のスマホやタブレットを使って外出先でもリモートアクセスする設定がうまくいかず、ほとほと困ってしまいました。Buffaloのサポート窓口に電話してアドバイスをもらったのですが、原因は分からず、担当者は「二重ルーター」の状態になっている可能性があるので、自宅で使っているBIGLOBEまたはルーターの販売元であるNTTに問い合わせてくれないか、というのが最終回答でした。
その後、ネットで調べた結果、「二重ルーター」状態の有無は、Windows PCの「コマンドプロンプト」を使って調べることができるということがわかりました。幸い、最近HP教室用にWindows PCを1台購入してあったので、これを立ち上げ、コマンドプロンプト画面に
tracert
というコマンドを打ち込んでみたところ、ローカルIPアドレスは1つしかないことが分かりました。つまり、私のルーターは「二重ルーター」の状態にはないということが確認できました。(二重ルーターのチェック方法は、Buffaloの次のサイトを参考にしました)
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/15687
さあ、これでNASの外部アクセスができない理由が分からなくなってしまいました。そこで、さらにネットでキーワードを入れて検索したところ、どうやら契約している光回線が、IPv6だと、NASへの外部アクセスができなくなるようだということが判明しました。自宅の光回線がIPv6かどうかを調べるには、やはりいろんなサイトがあるようです。私の契約しているBIGLOBEの場合だと、「IPv4/IPv6接続判定ページ」というのがあります。
http://ipv6check.biglobe.ne.jp/
ここにアクセスして「判定開始」ボタンを押したところ、下のような判定結果が出ました。BIGLOBEはIPv6回線のようです。
これで、どうやら原因と対策が突き止められたようです。BIGLOBEの回線をIPv6からIPv4に変えれば、外部からNASへのアクセスができるようになると思われます。
そこで、さきほどBIGLOBEのサポートに電話して、IPv6契約であることを確認し、IPv6からIPv4への変更をお願いしたところ、Web上で簡単に変更手続きができることを教えていただきました。それは、NTTルーターの「IPv4 PPPoE接続先設定」ページ(192.168.1.1)にアクセスし、ユーザ名とパスワードを入れた上でUPnP優先設定にするというものです。サポートの方に教えていただきながら、この手続きを進めた結果、わずか30分ほどで、IPv4に変更することができました。
やっと外部からNASにつながった!!
果たして、IPv4に変更したところ、Buffaloのスマホアプリ「WebAccessi」で、WiFiを切ったLTE回線の状態で、アプリからNASのディスクにアクセスすることができるようになりました。これで、NASの3TBのディスクスペースをDropboxに代わる自前のクラウドに使うことができるでしょう。Dropboxは、いまの契約期間が終われば、その役割を終えることになるかもしれません。
また、このBuffaloのNASは、単なるクラウドではなく、スマホやタブレットにファイルを入れていなくても、NASに蓄えた音楽ファイル、写真ファイル、映像ファイルをリモートで再生して楽しむこともできるようです。これでWiFi環境での楽しみがまた一つ増えました。もしかすると、音楽配信サービス、動画配信サービスなどが要らなくなるかもしれません。NASへの期待は膨らむばかりです。