SDカードがこわれて、前日の写真が全部パーになってしまったので、今日からは、SDカードを新しいものに差し替え、クラウドとiPhoneにバックアップをとるなど、データ保護に万全の体制をとることにした。おかげで、以後の写真はすべて無事にセーブできるようになった。
ノートルダム大聖堂の見学
きょうは、午前中、パリの最高の観光スポットであるノートルダム大聖堂を見学した。ただし、ここも観光客で入場に大行列ができていて、入るまでかなりの時間がかかった。ステンドグラスは相変わらず美しく、イエスの生涯の物語の彫刻も興味深く拝見した。
ノートルダム大聖堂の横からセーヌ川対岸に渡り、サンジェルマン大通りに方向へしばらく歩くと、ソルボンヌ大学があった。ここで息子と私は記念写真を撮った。もしかすると、将来この大学へ行く可能性もなきにしもあらず。正門の向かいに、どういうわけか、モンテーニュの銅像があった。その由来をそのうちに調べてみよう。
リュクサンブール公園でヨット遊び
妻の長年の友人であるフランス人のHさんとのランチまで時間があったので、モンパルナスに近いリュクサンブール公園でしばしヨット遊びに興じた。リュクサンブール宮殿の正面にあるこの池では、昔から子供達が貸しヨットを浮かべて遊ぶ姿が見られた。息子がまだ4歳のときに来たときは、地元の子供達がヨットで遊ぶ様子をただ眺めているだけだった(下の写真:2009年8月撮影)。
しかし、今回は、息子が自らヨットを借りて、たくみにヨットを操って夢中になっていた。これはたいした成長だと喜ぶべきなのだろうか?
エッフェル塔見学
このあと、Le Monparnasse 1900という格式あるレストランで、妻の昔からの友人であるフランス人のHさんと久しぶりに一緒に食事をした。本格的なフランス料理を味わったのは、今回これが最初で最後だった。アール・デコ調の歴史あるレストランで、私も精一杯のフランス語でHさんと久しぶりの会話を楽しんだ。以前よりはちょっぴりフランス語も出てくるようになったと思う(自画自賛)。
Hさんと別れを告げたあと、メトロでエッフェル塔へと向かった。エッフェル塔の眺めがもっともすばらしい「トロカデロ」で下車し、丘の上からエッフェル塔を背に写真をたくさん撮った。私があまり沢山撮るので、ママからは嫌みを言われた。しかし、ここは本当に絵になる絶好の撮影スポットなのだ。
エッフェル塔の真下は、なぜか塀で囲まれていて入ることができなかった。その外側を向こう側へまわったところで、「寄付集めだ」とかいうイスラムっぽい女性に声をかけられ、思わず10€あげてしまった。その女はしつっこく、「あと10€」というので、私は怒って、「ふざけんな。これだけだ!」と言い捨てて、その場を立ち去った。10€も出してはいけなかったことに、あとで気づいたが、後の祭りだった。
凱旋門の見学
最初はエッフェル塔に登ろうという計画だったが、あまりの長い行列にあきらめ、凱旋門に向かうことにした。エッフェル塔の正面のバスがちょうど凱旋門方面に行くことがわかったので、そのバスに乗り込んだが、凱旋門のすぎ近くに来たところで、別の方に行きかけたので、慌てて下車し、別のバスに乗り換えて凱旋門に到着した。パリのバスは、ちょっと乗り違えても、すぐに別のバスに乗り換えて方向を修正できるので便利だ。
凱旋門に着くと、ここもエレベータで頂上に登ろうとする観光客の行列が延々と続いている。しかも、暑苦しい地下道での行列なので、ここでも上に登ることはあきらめ、記念写真だけで満足することにした。
シャンゼリゼ大通り
凱旋門は、フランス語でEtoile(星)というが、これは、門を中心として、星状に大きな通りが何本も走っているからだ。その中でもいちばん大きな通りが「シャンゼリゼ大通り」(Avenue des Champs-Élysées)だ。ここをぶらぶらと歩いて行った。
しばらく行くと、通りの右側に「Orange」(オランジュと呼ぶ)という携帯ショップがあったので、ここに入り、うまくインターネットが通じないスマホを見てもらい、あっという間に直してもらった。EEショップでもないのに、無料でサービスしてくれるとはありがたかった。たぶん、EEとOrangeはスマホの通信で提携関係にあるのだろうと思う。実際、EEショップで購入したスマホのSIMは、フランスに入ると、自動的にOrangeの電波とつながったからだ。
このあと、通りを少し入ったところのレストランで昼食をとり、有名なカフェ「フーケ」(Le Fouquet’s)のアイスクリームを食べて、シャンゼリゼ通りを後にした。