世界的にはAndroidが圧倒的なシェア
世界的にみると、Androidのシェアが7割以上と圧倒的なシェアを占めている。iPhoneはわずか20%に過ぎない(2017年春)。
これに対し、日本では、iPhoneのシェアが68%、Androidは30%となっており、iPhoneのシェアが高くなっている。なぜこのような逆転現象が起きているのだろうか?
日本人にある「iPhone信仰」がしばしば語られている。また、iPhoneは端末価格が高いのだが、日本人の所得水準が高いので、iPhoneを購入する余裕があるのも理由の一つと考えられている。日本人のブランド志向も、iPhone人気の原因の一つだろう。さらに、まわりの人がiPhoneを持っていることから、自分もiPhoneがほしいと思うのかもしれない。
しかし、性能やデザインを比較してみると、いまやAndroidはiPhoneと肩を並べるまでになっており、端末価格を比較すれば、iPhoneよりもAndroidの方が圧倒的に優位なのは明らかだ。。iPhoneがAndroidに対抗するためには、単に美しいデザインと画面だけではなく、価格の安い端末の投入、microSDストレージへの対応など、抜本的な改良を加えなければならないのではないか?
私自身は、iPhone5の頃からのiPhoneユーザーであり、最近までAndroidスマホを手にすることはなかった。しかし、最近始めたスマホ教室で、Androidスマホを持っている生徒が多かったことから、必要に迫られて、データ専用の格安Androidスマホを購入した。そして、Androidスマホをいろいろと使ってみると、iPhoneと遜色のない性能、デザインであることがわかった。それでいて、価格はiPhoneの5分の1ほども安いのだ。これでは、生徒にiPhoneを勧めるわけにはいかない、と感じ始めている。
Androidのメリット
Androidスマホのいちばんのメリットは、microSDカードを差して、ストレージを大きく増やせる点にある。私が買ったmicroSDカードは、32GBで1680円だった。128GBでも5380円と、かつてのメモリ価格を考えれば、非常に安い。128GBあれば、動画や音楽を入れ放題といってもいいほどだ。新しいAndroidスマホに切り替える時にも、microSDカードを差し替えるだけで、コンテンツは引き継げるので便利だ。
しかも、例えば音楽を大量にmicroSDカードに入れておき、本体の設定でSDカードをデフォルトのストレージに設定すれば、「音楽」アプリが自動的にSDカードの音楽を認識して、「音楽」アプリからSDカードの音楽を、曲単位、アルバム単位、アーティスト単位、プレイリスト単位で再生してくれる。リピートやシャッフルにも対応してくれるので、超便利だ。AppleのiTunesに匹敵する機能だ。
これでは、AndrodスマホのシェアがiPhoneを逆転するのは、時間の問題のような気がする。