ハイド・パーク散策
今回私が泊まっているホテルは、ハイド・パークの近くにある。散歩するのにいいのではと思って、この地域を選んだのである。また、ヒースローから電車で15分というアクセスのよさも、決定の条件になった。
ホテルに着いた翌日、さっそくハイド・パークを散策してみた。とにかく、この公園は広大だ。ニューヨークのセントラル・パークに匹敵するのではないだろうか。今回はとりあえず、ホテルからいちばん近い北側の入り口付近を散策してみた。
噴水のある池が美しい。ロンドンの主要な公園は、どこも大きな池があって、市民の憩いの場になっている。うらやましい。池と噴水に彩りを添える、彫刻も魅力的だ。
グリニッジの語学学校で、初日の2人をサポート
こんなとき、LINEグループにA君から、語学学校のあるグリニッジ(ロンドンのテムズ川南岸の街)で道に迷ったとのメッセージが入った。集合場所が分からないという。当初は、「ダニエル・デフォー」という建物で授業をやるものとばかり思っていたが、実は別の場所だったのだ。そこで、私が急遽グリニッジの2人のところへ行き、サポートすることになった。その間に、A君のおかあさんが語学学校Oxford Instituteの入学証明書をLINEで送ってくださったおかげで、2人ともスクールに加わることができたのだった。
このあたりは、かなり緊迫したやりとりがLINEで交わされていた。
私はすぐにタクシーを拾い、グリニッジに向かった。最初はダニエル・デフォーかと思ったのだが、途中で行く先をOxford Instituteの尾フィルに変更。約40分後にグリニッジのOxford Instituteのオフィスに到着したのだが、スタッフに訊いてみると、2人はクラスのあるAMOSという建物にすでに移動したとのこと。そこで、私も歩いて数分のAMOSに行き、2人が確かに教室で授業を受けているのを確認したのだった。
これで一安心。
グリニッジ・グループツアーに参加
午前の授業が終わり、スタッフから最新の授業日程表をもらった。これで、これから2週間のスケジュールが分かる。ついでに、午後のグループツアーに参加させてもらうことにした。
初日のツアーは、地元グリニッジの天文台の見学だ。徒歩で15分くらいの小高い丘の上にある。ここは、国際標準時の子午線(緯度0度)で知られているが、天文台そのものは、空気のきれいな場所に移転し、現在は博物館になっている。博物館の中には、巨大な望遠鏡や各種の機械、資料などが展示されている。
こんなトラブルでもなかったら、ロンドンから離れたグリニッジを見学することはなかっただろう。グリニッジ天文台のあった丘の上からは、遠くロンドンの高層ビル街が一望のもとに見渡せる。
息子と同じクラスの生徒の中で日本人は他に1人しかいなかった。比較的白人が多いのが目についた。これは、私がウェブで語学学校を探したとき、日本語サイトではなく、英語のサイトを探した結果だ。日本語サイトで探すと、イギリスの学校でも、どうしても日本人ばかりのクラスになってしまうのだ。その点、今回はいろんな民族の生徒がいたのでよかったのではないかと思う。次回からも、海外の語学学校は英語サイトで探すことにしたい。
2人とも元気いっぱいで、これなら2週間、楽しく研修を受けることができそうだ。