Google Mapをリッチコンテンツにしてくれるプラグイン:WP Google Maps

Google Mapをリッチコンテンツにする特選プラグイン: WP Google Maps

ふつう、WordPressにGoogle Mapを表示させる場合、Google Mapのページで住所を検索し、埋め込みタグを取得して、エディタの画面にはりつければ、簡単に地図を表示させることができます。しかし、地図の中に、

などのMarkerを追加して、そのマーカーをクリックすると、テキストの解説や写真、動画などを見ることができるようにするには、専用のプラグインを使うことが必要になります。Google Mapを表示させるためのプラグインは多数ありますが、私がいちばん気に入り、採用することにしたのは、WP Google Maps Proという有料のプラグインです。

まずは、このプラグインを使って作成した松山の地図を2つ、まずごらんいただきたいと思います。マーカーをクリックすると、テキスト解説や関連写真、YouTube動画、ハイパーリンクなどを見ることができます。まさに、Google Mapが「マルチメディア」に変身しています。

道後温泉界隈の観光案内地図

道後温泉は、古くから全国有数の温泉として栄えてきました。松山市の北西に位置しています。松山市の中心である市駅や大街道からは、市電やバスで約15分でアクセスすることができます。温泉ホテルが多数ある他、一般の人々が気軽に入れる道後温泉本館、別館などの公衆浴場があります。

大街道付近の観光案内地図

大街道は、松山市の中心にあり、商業施設や飲食店が多数あり、買い物客や観光客に人気のエリアです。この近くには、松山城を結ぶロープウェイ乗り場があります。また、「坂の上ミュージアム」などの観光スポットもあります。

パリ、サンジェルマン地区

パリのサン・ジェルマン地区は、パリの中でも私がもっとも好きなエリアの一つです。2018年の夏には、1週間ほど滞在する予定です。ホテルはサンジェルマン地区のアパルトマンを考えています。5人くらい一緒の旅行になりそうなので、アパルトマンに泊まるのが安くていいのかなと思っています。サンジェルマン地区は、高級住宅街なので、宿泊料金もお高いようです。でも、毎日、私の大好きなリュクサンブール公園を散歩できるかと思うと、今から楽しみです。公園のベンチで、近くのパン屋さんで飼ってきたサンドイッチをほおばりながら、iPadでゆっくりと読書する自分の姿を想像すると、ワクワクします。

WP Google Mapは、サンジェルマン地区に関する観光情報を事前にアップすることのできる、すばらしいプラグインだと思います。試しに、サンジェルマン地区の主だった観光スポットをMapに落とし込み、MarkerのInfoWindowに、テキスト、ハイパーリンク、写真、動画をいれてみました。

このようなマルチメディア的なハイパーマップは、いまから30年も前、私が大学の教員だった頃に、Macintoshのマルチメディアパソコンを使って構想されていました。大学の情報科学センターという共同施設で、私を含めて、いくつかの学部の教員が共同で、「マルチメディア」の研究プロジェクトを進めていました。私はその中で、「ハイパーカード」を使って、「ローマの休日」と題するハイパーメディアの試作をしたことがあります。これは、ローマの地図で、映画「ローマの休日」に登場するスポットを結んで、それらに関する情報をハイパーメディア的に見せるというものです。いまから見ればあまりにも稚拙なものですが、考え方は、いまお見せしているWP Google Mapsを使ったマルチメディアマップと基本的に同じです。それが、30年たって、ようやく、実用に耐えるマップに進化したのです。まさに隔世の感があります。

来年パリに行ったときには、iPhioneにこのマップを表示させて、観光を楽しみたいと思います。このマップがあれば、ガイドブックはいらないでしょう。ちなみに、WP Google Mapsプラグインは、PCにもスマホにも対応する「レスポンシブ」の設計になっています。したがって、スマホで開いても、ちゃんと地図が画面一杯にただしく表示されるようになっています。ただし、なぜかiPadだと、地図表示に時間がかかるようで、それがちょっと残念なところです。

今回は、WP Google Mapsのデモをしただけ終わりました。WP Google Mapsプラグインの使い方については、ネット上でほとんど情報がありませんので、次回は、このプラグインの使い方について、わかりやすく詳しく解説したいと思います。プラグインのサイトは次のところです。

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