2026年カナダ・アメリカ旅行

2026/3/07 バンクーバーのキャピラノ吊り橋

2026年3月15日

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キャピラノ吊り橋とは

キャピラノ吊り橋(英語: Capilano Suspension Bridge)は、カナダ、ブリティッシュコロンビア州、ノースバンクーバー地区のキャピラノ川に架かる吊橋です。現在の橋は長さ140m、川からの高さは70mで、約120トンの重量に耐えられる設計が施されています。入場料が課された私有施設の一部であり、1日平均約2200人、年間80万人を超える観光客が訪れます。

キャピラノ吊り橋の歴史

1. 始まり:麻のロープと杉の板(1889年)

この橋の歴史は、スコットランド出身の土木技師ジョージ・グラント・マッカイ(George Grant Mackay)から始まります。彼は1888年にバンクーバーへやってきて、キャピラノ川の両岸に広がる約6,000エーカー(広大な原生林)を購入しました。そこに自分たちの山小屋を建てるための「道」として橋が必要だったのです。1889年、先住民族の協力を得て、麻のロープ(シザル麻)と杉の板だけで作られた原始的な吊り橋を架けました。

2. 観光地への転換(1900年代初頭)

マッカイの死後、橋の所有者は次々と変わりますが、次第にそのスリルと絶景が噂を呼び、冒険好きな観光客が訪れるようになりました。1903年、麻のロープから、より頑丈なスチール製ケーブルへと架け替えられました。1911年、当時の所有者エドワード・マーンが、橋の近くに「ティーハウス」を建設。これが現在のパーク内にある歴史的建造物の基礎となっています。1930年代、所有者マクイクランは地元の先住民族(コースト・サリッシュ族)を招待し、彼らの文化であるトーテムポールを設置しました。これが現在、世界最大級の私有トーテムポール・コレクションへと繋がっています。

3. 現代の姿へ:4代目の橋(1956年〜)

1950年代に入ると、橋は完全に再建され、現在の姿に近い堅牢な構造へと進化します。1956年、わずか5日間という驚異的なスピードで、橋全体が作り直されました。両端をコンクリートの塊で固定し、大型機2機分(約90トン)の重さに耐えられるほど強固なものになりました。1983年、現オーナーのナンシー・スティバードが父親からこの地を買い取ります。彼女はただの「橋」だった場所を、環境教育や体験型アトラクションを備えた「アドベンチャー・パーク」へとアップデートさせました。

4. 歴史の裏側:名前の由来

「キャピラノ(Capilano)」という名前は、実は人名に由来しています。この地域を治めていた先住民族のリーダー、キアラノ(Kia'palano)の名が、英語風に訛って「キャピラノ」になったと言われています。彼の名は「美しい川」という意味を持っており、今もこの土地の誇りとして受け継がれています。(以上、Geminiによる記述)。

このように、キャピラノ吊り橋は130年以上の歴史をもち、また一貫して私有財産だったというのも驚きですね。

シャトルバス

キャピラノ橋は、バンクーバー屈指の観光スポットなのですが、急峻な深い谷にかかる吊り橋というイメージから、最初はバンクーバーから1日がかりで行く場所かと思っていましたが、いろいろと調べるうちに、実はバンクーバーから車で15分くらいで行けるところだということがわかりました。また、ウェブサイトを調べるうちに、市内から無料のシャトルバスが出ているということもわかりました。

そこで、現地ツアーに参加するという当初のプランは取りやめて、シャトルバスに乗っていくことにしました。以下では、この無料シャトルバスのサービス概要と、実際にシャトルバスでキャピラノ吊り橋まで行くルートを紹介したいと思います。

シャトルバスについて

シャトルバスの運行ルートと時刻表は、Capilano Bridgeの公式サイトに紹介されています。URLは次のとおり。

シャトルバスの停留所とホテル

シャトルバスの停留所は次の3ヶ所です。

  1. カナダ・プレイス (Canada Place)
    Canada Place Way通りにあります。シャトルバスの始発駅です。8寺30分から16時まで、30分おきに運行しています。
  2. ハイアット・リージェンシー・ホテル (Hyatt Regency Hotel)
    ハイアットリージェンシーホエルは、バンクーバーのダウンタウン中心にある五つ星ホテルです。
  3. ブルー・ホライゾン・ホテル (Blue Horizon Hotel)
    このホテルは、ダウンタウンのもっとも人気のある大通りRobson Streetに面した、四つ星ホテルです。料金が手頃なので、バンクーバーで宿泊するのに最適です。私自身、次にバンクーバーを訪れるときは、このホテルに滞在したいと思っています。

シャトルバスの運航ルート

バンクーバーからキャピラノ吊り橋までは、シャトルバスで約15分で、意外と近いです。スタンレー公演を横切って、ライオンズゲートブリッジを渡ったノースバンクーバーにあります。およその運行ルートは、下の地図に示すとおりです。
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クリフウォークとキャピラノ吊り橋

2026年3月7日、Canada Placeの始発駅からシャトルバスに乗って、Capilano吊り橋公園に行きました。公園までの所要時間は約15分。

キャピラノ吊り橋公園の入り口

終着駅のキャピラノ橋公園入り口でバスを降りると、気のいい運転手のお兄ちゃんと一緒に記念写真を撮ってもらいました。バスの降車場所は公園の入り口で、入場料75$(65歳以上は70$)を払わなくてはなりません。どうやら、入園料にはシャトルバスの料金も含まれているようです。

 

クリフウォーク

公園に入ると、左側にキャピラノ川にかかる吊り橋がありますが、その前に、川に沿って、Cliffwalkと呼ばれる絶壁の遊歩道が作られています。次のような特徴があります。

  1. 絶壁を歩くスリル: カピラノ川の真上、高さ約90メートル(ビル30階分に相当)の切り立った花崗岩の崖に、片側だけで固定された「片持ち構造(カンチレバー)」の細い通路が続いています。
  2. 足元が透けるセクション: 通路の一部には、強固なガラス張りの床や、下が丸見えのメッシュ状の床になっている場所があり、足元に広がる深い峡谷をダイレクトに感じることができます。
  3. 三日月形の張り出し: 崖から大きく円弧を描いて外側にせり出したセクションがあり、ここが最大のフォトスポットです。まるで空中を歩いているような感覚を味わえます。
  4. 自然との一体感: 非常に細い通路(幅は約50cmほど)で作られているため、周囲の温帯雨林や崖に自生する植物をすぐ間近に見ることができ、自然の中に溶け込むような体験ができます。

クリフウォークへの通路は、丈夫な木で作られています。うっそうとした原生林が爽快です。

巨大な杉林の上に作られた木製の広場。そこに置かれた大きな額縁におさまってパチリ。

クリフウォークからキャピラノ川を見下ろしたところ。

遊歩道の一角につくられたトーテムポール記念館。先住民から贈られた巨大なトーテムポール。貴重な文化遺産です。

峡谷の上に架設された幅の狭いクリフウォーク

 

キャピラノ吊り橋

クリフウォークの先には、キャピラノ吊り橋があります。ここを渡ると、対岸のツリートップ・アドベンチャーに行くことができます。頑丈に固定されたクリフウォークとは違い、吊り橋なので、一足歩くたびに橋がゆれるので、スリル満点です。

 

ツリートップ・アドベンチャー

吊り橋を渡ると、樹上に固定された吊り橋が張り巡らされて、この上を歩くと「空中散歩」を楽しむことができます。Treetops Adventureと呼ばれるアトラクションです。そのの主な特徴は次のとおりです。

  1. 樹上の吊り橋ネットワーク: 樹齢250年を超える巨大な**ダグラスファー(米松)**の木々の間に、7つの吊り橋が架けられています。地上から最高で約30メートルの高さを歩くことができます。
  2. 木を傷つけない革新的な技術: このアトラクションの最大の特徴は、木に釘やボルトを一本も打ち込んでいないことです。成長に合わせて調節可能な革新的な首輪状の金具で固定されており、木々の成長を妨げない環境に配慮した設計になっています。
  3. 360度の森林パノラマ: 四方を深い緑に囲まれ、上を見れば巨大な樹冠、下を見ればシダ植物が茂る林床が広がり、温帯雨林の生態系を間近で観察できます。
  4. お子様でも安心: 「Cliffwalk(クリフウォーク)」に比べると揺れが少なく、通路も安定しているため、小さなお子様連れのご家族にも非常に人気があります

 

Tree Top Adventureから見た吊り橋。幻想的な風景。

 

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