音楽

Spotify⇒AWAに乗換え:定額音楽配信サービス

 一音楽愛好家の日常

私は自分のことを、音楽愛好家の一人だと思っている。昔はピアノ教師についてピアノを弾いたり、歌唱のうまい先生についてカラオケなどで好んで歌ったりしていたが、近頃は環境も変わり、また自分から演奏したり歌ったりすることへの興味も失われてしまった。ただ、音楽を聴いている時間は以前にもまして増えていると思う。起きている時間の大半は、なにか他のことをしながらではあるが、パソコンのスピーカーから音楽を流したり、周囲への迷惑のかかる場所では、イヤホンやヘッドホンをつけて音楽を聴いている。自転車で移動するときも、iPhoneをポケットにいれて、Jabraの完全ワイヤレスイヤホンをつけて音楽を聴いている。家族は、そんなことは危ないからよせと忠告するが、私は目でいつも左右を注意しているから大丈夫だと言ってとりあわない。

最近よく聞く曲は、五木ひろしの「フォークソング」だ。井上陽水の「少年時代」、かぐや姫の「神田川」、イルカの「なごり雪」、海援隊の「乾杯」など。実に上手に歌っているので、感心する。演歌歌手とは思えない歌唱力だ。これに限らず、いまの若い人の歌はどうもなじめず、1970年代から90年代までにヒットした歌が、私にはいちばん心地よく響いてくる。松田聖子、ユーミン、谷村新司、前川清、高橋真梨子、五輪真弓、加山雄三、桑田佳祐、こんな「懐メロ」が好きだ。外国の歌では、シャンソンとカンツォーネ、カントリーミュージック、それにビートルズ、カーペンターズ、ABBA、サイモンとガーファンクルあたりがいい。あとは、クラシック音楽、とくに古典派からロマン派の音楽が好きだ。演奏家でいえば、カラヤン、ハラシェヴィッチ、フジコヘミング、ツィマーマン、ぴりす、オイストラフ、アシュケナージ、パヴァロッティ、ケンペ、といったところだろうか。

SpotifyからAWAに乗り換えた理由

このように、ジャンルは古くて偏ってはいるものの、音楽が好きでたまらないという点は人後に落ちるものではないと思っている。だから、スマホやタブレットやパソコンには、いくつもの定額音楽配信サービスのアプリを入れている。ざっとあげると、Apple Music、Spotify、Google play Music、Amazonプレイミュージックなどだ。

ただ、最近はApple Music以外ほとんど利用しなくなってしまった。Google play Musicは無料会員なので、聞ける曲数が限られている。Amazonプライムミュージックも、選択できる曲が限られているので、あまり利用していない。

最近、定額動画配信サービスについてレビューしたのだが、考えてみれば自分は動画よりも音楽の方が好きだ。それなら、定額音楽配信サービスのレビューもしてみてはどうか、と考えた。そこで、ネットで「定額音楽配信サービス」のキーワードで調べ、主な配信サービスのレビューを読んでみたところ、AWAのサービスがよさそうだということに気づいたのである。

AWAは世界最大級の5000万曲を配信しいている上、邦楽も充実しているという。また楽曲に歌詞もついているというのだ。これは、もしかすると私にぴったりの音楽サービスではないだろうか?そう思って、いまだけ「3ヶ月無料お試し」というキャンペーン中でもあったので、さっそくスタンダードコースに登録してみたのである。

では、AWAとはいったいどのようなサービスなのか、その特徴はどうなのか、といったことを整理しておきたい。

AWAとは

AWA(アワ)は、サイバーエージェントとエイベックス・デジタルが共同出資して設立したAWA株式会社が運営する定額音楽配信サービスだ。2015年5月27日に、日本では最初にサービス提供を開始した創発組。世界中のレーベルと提携を組んで、2018年現在、約5000万曲を配信しており、これはSpotifyと並んで世界トップクラスだといえる。

SpotifyやApple Music、Google Play Musicなどとは違い、日本発のサービスなので、海外の作品に加えて、邦楽の曲を多く取り込んでいる点に大きな魅力がある。Spotifyと同じように、ユーザーがプレイリストを作って公開することができる点も大きなメリットだ。プレイリストの数は1000万にも上る。DJや音楽プロデューサーなどのプロが作るプレイリストも提供されている。

利用料金は、月額980円だが、現在は加入から3ヶ月間無料のキャンペーンを行っている。

ユーミンの全曲が聴ける!

私が、SpotifyからAWAに乗り換えようと思った決定的な理由は、あのユーミンの全曲が聴けるというニュースに接したからである。AWAのサイトに行くと、ユーミンの写真がアップで現れ、私に向かって誘っているように思われたのだ。ユーミンといえば、私の青春時代のアイコンのような存在だった。まるで天使の歌声のように私には聞こえた。そのユーミンの歌がAWAでは全曲が聴けるのだ。

というわけで、さっそく登録を済ませたあと、iPhoneとiPadとMacbook ProとiMacと、あらゆるデバイスにAWAのアプリをインストールしてみた。これから、ゆっくりとAWAの世界をあちこち探訪してまわりたいと思っている。

Spotifyにある歌詞機能が、AWAにもついていたのは、本当にありがたかった。先ほどは、さっそくBeatlesのプレイリストを流して、"It's been a hard day's night" を歌詞付きで聴いてみた。いままでは、It' bee a hard day's nightくらいしか聴いていなかったけれど、歌詞を聴くと、彼氏がきつい仕事を終えたあと、彼女の待つ自宅にもどり、二人で幸せな時間を過ごす様子をはっきりと思い描くことができた。やはり、英語の歌詞付きというサービスはありがたいものだ。もっとも、息子にマッカートニーの"Yesterday"を歌詞付きで見せたら、「ふん」というだけで、何の反応も示さなかった。やはり世代の違いだろうか。

 AWAのレコメンド機能がすごい!!

さきほど、AWAでビートルズのYesterdayを聴いたところ、さっそくAWAの画面に「あなたの聴いた曲やお気に入りに追加している曲などを分析してオススメのプレイリストを表示します」というメッセージとともに、「懐かしの哀愁ソング」というプレイリストが現れた。その曲をみると、カーペンターズのYesterday Once More、ABBAのChiquitita、BeatlesのPenny Laneなど私の大好きな曲がレコメンドされてるではないか!これは本当にすごい。AWAのプレイリストには大いに期待が持てそうだ。

 音質も気に入った!

AWAをパソコンのスピーカーで初めて聴いたとき、「いい音だなー」と思った。何か、これまで聴いていたSpotifyやApple Musicに比べて、一段と重厚で快いサウンドだと感じた。これは気のせいだろうか?ただ、ネットで調べてみると、AWA、Spotify、LINEミュージックの音質比較をしている方がいて、その判定結果も、総合的にAWAがトップだとのこと。私だけの評価でもなさそうだ。また、AWAには、「イコライザー」がついており、ジャンルごとに簡単に最適音質が設定できるようになっている。これもありがたい機能だ。

これならば、Spotifyだけではなく、Apple Musicもいらなくなるかもしれない。

Spotifyも、AWAに対抗して、プレミアムが最初の3ヶ月100円という新しい料金コースを始めたようです。両者の一騎打ちという様相を見せています。あとは、コンテンツの勝負ですね。

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