音楽

スマートスピーカーで音楽を200%楽しむ方法

どの音楽配信サービスを選ぶか?

現在のところ、定額の音楽配信サービスは、国内だけでも実にたくさんあり、選択に迷います。その中でも、Google HomeとAmazon Echoという2大スマートスピーカーに絞って、どの音楽配信サービスを選ぶべきか、検討してみたいと思います。実際、私はAmazon Echoを2台、Google Homeを3台持っていて、これらを用途に応じて使い分けています。Amazon Echoは、テレビ、照明、エアコン、掃除機などのホーム機器をコントロールするのが簡単なので、主にスマートホーム関連でよく利用しています。また、GoogleにはないKindle本の読み上げにも使っています。これに対して、Google Homeは、今日の天気やスケジュールをチェックしたり、音楽を聴いたり、ミュージックアラームやミュージックタイマーを設定したり、内外の最新ニュースを聴いたり、音楽を聴いたり、調べごとをするときに使います。つまり、Amazon Echoはコントロール機能、Google Homeは情報機能に特化させているといえるかもしれません。

音楽配信サービスは、スマートスピーカーで音楽を聴くときには欠かせないサービスです。Amazon Echoでは、Amazon Music、dヒッツ、うたパスが利用できます。これに対し、Google Homeでは、Google play Music、Spotify、うたパスが利用可能です。「うたパス」は、auが運営しているサービスで、Google とAmazonのどちらでも利用できるので、お得かもしれません。そこで、Amazon Music、Google Play Music、Spotify、うたパス、dヒッツの5つのサービスを比較し、スマートスピーカーにはどれがいいのか、比較検討してみたいと思います。

「うたパス」は、JPopファン向けのサービスか?

まず、もっとも利用料金の安い「うたパス」ですが、これはJPopの最新楽曲が網羅されていて、他の音楽配信サービスにはない特徴になっています。カラオケも充実していますし、「歌詞」を表示してくれたり、スリープタイマーをセットできたりします。けれども、JPopファンではない、私のような場合には、コンテンツ的にあまり魅力的なサービスとはいえません。また、ダウンロードできる曲数が月にわずか10曲というのも、物足りなく感じます。なので、私はパスしたいと思います。別の視点からの評価は他の方にお任せします。

「dヒッツ」の特徴

同じような低廉な料金とラインナップを売り物にしているのが、NTTドコモの運営する「dヒッツ」です。月額500円(税抜き)または月額300円(税抜き)で、オリコン2017トップアーティスト数でトップということで、J-Popのラインナップでは、うたパスに負けていません。それだけではなく、「中島みゆき」のように、他の音楽配信サービスでは絶対に聴けないようなアーティストの歌もカバーしており、うたパスよりも幅広い年齢層に受けるコンテンツを提供しています。私は中島みゆきのファンなので、これだけでも魅力を感じます。dヒッツで聴ける中島みゆきの「わかれ道」などは私にとってなつかしい作品ですが、Tsutayaのレンタルでさえ入手困難な曲で、そういう意味でもdヒッツはすばらしいと感じます。そこで、とりあえず1ヶ月の無料登録をしてみました。

Amazon Echoで「dヒッツ」を聴くためには、Amazon Alexaの「スキル」を有効にしなければなりません。

有効にすると、スピーカーに向かって、例えば「アレクサ(あるいはエコー)、dヒッツで中島みゆきをかけて」というと、中島みゆきのプレイリストを再生してくれます。ただし、特定の曲(例えば、中島みゆきの「時代」)を指定してリクエストしても、プレイリストしか再生してくれないのは、ちょっと残念なところです。この点は、Amazon Musicに軍配が上がります。Amazon Musicだと、特定の曲を指定してリクエストすることができます。スマートスピーカーでは、このように自由自在に好きな曲を音声でリクエスト出来るかどうかが重要になります。

ところで、私は、筐体の小さなEcho Dotを書斎デスクに置いていますが、幸いすぐそばに音質のよいステレオスピーカーがあるので、オーディオジャックで接続して、高音質のミュージックを楽しんでいます。その点、Google Home Miniにはオーディオジャック端子がついていないので、Bluetoothスピーカーを使うか、Chromecast Audioアダプターを使うしかありません。この点では、Amazon Eco Dotのほうが外部スピーカーとの接続性は高いといえるでしょう。

Amazon Music Unlimitedは加入するに値するか?

次に、Amazon Echoのミュージック源としてはメジャーのAmazon Music Unlimitedを取り上げたいと思います。月額料金は980円(税抜き)で4000万曲が聴き放題という音楽配信サービスです。料金と料金をみる限り、Google Play MusicやSpotifyと同じです。もしスマートスピーカーがAmazon Alexcaだけの場合には、加入して損はしないサービスだと思います。ただし、Google Play MusicやSpotifyと同じように、洋楽は充実しているものの、邦楽には弱いというデメリットがあります。dヒッツと併用すれば、このデメリットは解消されますが、合わせると月1500円になります。

Amazonのプライム会員なら、ベーシックのAmazon Musicサービスは追加料金なしに利用できます。ただ、曲数は100万とかなり少なくなります。単なるBGMとして利用する場合にはこれで十分ともいえるかと思います。私はプライム会員なので、dヒッツとAmazon Musicベーシックで十分といえます。もしプライム会員でUnlimitedに加入したいという場合には、プラス380円でEchoからの再生に限ってUnlimitedの4000万曲を楽しむことができます。ただし、dヒッツとの比較では、邦楽のカバー率にあまり差はないので、Echoだけでしか再生しない場合には、Unlimited Echoプランに加入するほうが月200円近くお得ということになります。選択できる曲数も一気に4000万曲に増えます。ここは悩みどころです。

Google Play Music無料会員のメリット

次に、Google Home (Mini)で聴くことの出来る音楽配信サービスを検討してみましょう。日本版の場合、Google Play Music、Spotify、うたパスの3つが利用できます。このうち、うたパスについてはすでに検討したので、以下では、Google Play MusicとSpotifyを比較評価してみたいと思います。

Google Play Musicは、いろいろな点で魅力的なサービスといえます。第一に、収録曲数が4000万と非常に多いことです。洋楽はもちろんのこと、邦楽でも数多くの曲やアーティストをカバーしています。また、スマートフォン・アプリだけではなく、PC専用のアプリがあり、またウェブブラウザからもアクセスが可能です。とくに、ブラウザを使えば、iTunesやCDに収められた楽曲を簡単にGoogle Play Musicにインポートすることができます。高音質のFlacファイルやiTunesのロスレスファイルにも対応しているようです。この点は、mp3とm4pファイルしかサポートしていないSpotifyよりも優れています。しかも、こうしてインポートした楽曲をGoogle Homeスピーカーでリクエストして再生してくれます。Spotifyは残念ながらPCから取り込んだ楽曲をGoogle Homeを通して再生することはできません。

[icon name="music" class="" unprefixed_class=""] FLACとは?

FLACとは「Free Lossless Audio Codec」の頭文字をとったものです。CDとほぼ同じ高品位の音楽を再生できます。圧縮されたファルですが、もっとも高音質といわれるWAVEと同じ高音質ファイルに戻すことができます。いわゆるハイレゾ音楽でもよく使われています。最近では、スマートフォンでも、FLAC対応のプレイヤーアプリが出ており、FLACはハイレゾ音楽を楽しむための手軽な音楽ファイルになっています。

ただし、iTunesやCDの楽曲をインポートできる機能は、Google Play Musicの有料サービスに加入していなくても利用できます。無料会員でも50000曲までGoogle Play Musicにアップロードすることができます。アップロードする場合には、ウェブブラウザで Google Play Musicにアクセスできるようにして、PCのフォルダから曲のファイルをGoogle Play Musicの画面にドラッグします。そのあと、プレイリストを作成して、好きな曲を入れれば、Google Homeからアクセスすることができるようになります。

この機能は、他の音楽サービスでは提供されていないので、私のようにCDやiTunesの楽曲を多数持っている場合には、必須のサービスといえるでしょう。実際、私もこの恩恵を受けるためにgoogle Play Musicの無料会員になっています。有料会員になるかどうかは、次に検討するSpotifyのサービスとの優劣判断次第ということになります。

世界最大の会員数を誇るSpotifyの魅力とは?

最後になりましたが、音楽配信サービスの最大手であるSpotifyを検討したいと思います。Spotifyは、2006年にスウェーデンで創業、2008年からサービスを開始した音楽配信サービスです。2018年現在65カ国でサービスを展開しており、ユーザーは1億人以上に達している。無料で4000万曲以上を聴くことができます。無料だとシャッフル再生しかできない、などの制約がありますが、無料会員になってBGMで流して楽しんでいる人が多いようです。

月額980円のPremium(有料)に登録すると、オフライン再生ができる他、好きな曲を選んで、順番も指定して再生することができるようになります。Google Homeのメリットを享受するには、Premium会員になったほうが便利ではないかと思われます。Spotifyには、Google Play Musicにはない、「歌詞表示」の機能もあります。これは、とくに外国語の歌を聴くときにはたいへん重宝するサービスです。これまで意味も分からずに聞いていた外国の歌が急に身近に感じるようになります。私は、オフラインのダウンロードに加えて、この機能だけでPremiumの会員になっているほどです。

さて、皆さんはどのような音楽配信サービスが気に入りましたか?私の場合には、有料サービスはSpotifyだけに限定し、どうしても聴きたい楽曲は、Tsutaya Discasの「都度レンタル」(無料会員)でレンタルするという方法をとることにしました。これがいまの私には比較的安い料金で「音楽を200%楽しむ」いちばんいい方法だと思っています。いずれにしても、これだけ多くの音楽配信サービスが乱立している状況では、サービスを最低限に絞って、賢い選択をすることが必要でしょう。

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