[toc heading_levels="2"]
ネットにあふれる音楽聴き放題サービス
きのうは、BOSEヘッドホンをほとんど1日中つけて、いろんな音楽を試し、十二分に楽しみました。ワイヤレスイヤホンに比べて、音質は格段にいいし、バッテリー切れの心配がないところが気に入りました。
おかげで、Apple MusicやAmazon Musicのプレイリストをいろいろと試してみることができました。現在、ネット上では、音楽定額聴き放題のサービスが、私の知っているだけでも最低５つはあります。このうち、私が加入しているのは、Apple Music（月額980円）とAmazon Music（プライム会員は追加料金なし、Unlimitedはプライム会員が月額780円）の２つです。Amazon Music Unlimitedは、2017年11月8日から始まった聴き放題サービスで、これまでのAmazon Musicが100万曲以上だったのが、一挙にその40倍の4000万曲以上が聴けるということです。1ヶ月のお試し期間があり、私もきのう、Apple Musicとの比較のために入ってみました。
どれくらい選べる曲が増えたのかと思い、ためしに「中島みゆき」と検索してみましたが、残念ながら１曲も出てきませんでした。中島みゆきの歌はTsutayaからしか利用できないようです。4000万曲といっても、その中身が肝心ですね。1ヶ月間検索しながら加入すべきか検討したいと思います。
この他に、Google Play Musicもメジャーですが、私はiPhoneユーザーなので、これはパスです。
プレイリスト作成の楽しみ
これだけネット上に音楽があふれてくると、どんな曲を聴いたらいいか迷ってしまいます。せっかくだから、いい音楽との出会いも求めたくなります。そんなときに役立つのが、強力な楽曲検索機能とプレイリストです。Apple MusicとAmazon Musicはどちらも、豊富なプレイリストを用意してくれています。また、いまならバレンタインデーというように、季節に合ったタイムリーなプレイリストを提供してくれます。これはうれしいサービスです。
これはと思うプレイリストを聞いているうちに、思いがけない素晴らしい歌手や演奏家を発見するという、「セレンディピティ」の経験もできます。きのうは、「世界の歌姫20人」というAmazon Musicのプレイリストを聞いていて、「ああ、すばらしい歌手だな」というのに出会いました。さっそく、この歌手のアルバムをダウンロードしました。
もう一つの楽しみは、「プレイリストの作成」でしょう。これだけ多くの楽曲が無料でダウンロード可能になると、「自分だけのオリジナルプレイリスト」を作ってみたくなります。Amazon MusicでもApple Musicでも、これが簡単にできます。その一例をご紹介します。これは、きのう作ってみたものです。クラシックの小品の中で私がもっとも好きな曲の一つに、ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲 作品４３：第18変奏」というのがあります。これは、基本的にはピアノとオーケストラによる合奏曲ですが、ピアノの代わりにチェロやヴァイオリンで弾いたり、ピアノソロでの演奏もあります。Apple MusicとAmazon Musicで曲を検索したところ、それぞれ8曲ずつほど見つかりました。
そこで、それぞれについて、プレイリストを作ってみました。下の写真は、iPhone上で作ったプレイリストです。上はApple Music、下はAmazon Musicです。
この２つのプレイリストに重複がまったくないというのも面白いところです。それぞれに楽しめます。どれがいちばんということもないですが、私にとって一番思い入れが深いのは、映画「ある愛の調べ」のサントラ盤です。映画の最後のクライマックスを盛り上げ、感動の嵐を呼んだメロディーです。演奏もすばらしいものでした。ジャン・イヴ・ティボーデの演奏とあります。聴いたことのないピアニストでしたが、これで好きになりました。
もう一つあげるとすれば、フジコ・ヘミングの演奏でしょうか。上の演奏ほどのドラマティックな盛り上がりには欠けますが、叙情性の豊かな名演奏だと思います。Apple Musicの場合、プレイリストに自分の好きなラベルをつけることができるのも楽しいところです。今回はルノワールの少女像の写真にしてみました。
BOSEヘッドホンの長時間使用には注意
きのうは、昼から夜まで長時間、ヘッドホンをつけて作業をしていましたが、2時間をこえると圧迫によって耳が痛くなりました。これはヘッドホンの限界ともいえますが、BOSEの軽量ヘッドホンといえどもその例外ではありませんでした。2時間たったら外すという習慣をつけたいと思います。
いずれにしても、BOSEヘッドホン＋音楽聴き放題サービスで、私の音楽の世界が飛躍的に広がったことは間違いないでしょう。