デジエッセイ

新しいテレワーク環境構築の実験

けさは、午前中スポーツジムで一汗流したあと、お隣りの某大型スーパー1階にある「イートインコーナー」で新しいテレワーク・プレイスづくりの実験をしてみた。ここは、松山市内でもイオンモールと並んでデパート並みの品揃えを誇る人気スーパーだ。コロナ禍にも関わらず、終日買い物客で賑わっている。こんな施設が自宅から自転車で10分足らずのところにあるのだから、ありがたいことだ。

いつもは1階にある「タリーズ」か「ミスタードーナツ」のどちらかでテレワークしているのだが、どうしてもコーヒーとケーキ合わせて最低800円以上はとられてしまう。私のような年金生活者には800円でも高く感じられる。そこで、この2つのカフェに隣接する無料の「イートインコーナー」でテレワークができるんじゃないかと思い、はじめてノートPCとiPad miniを持ち込んで、どの程度快適か実験してみることにしたのである。

まずは、イートインコーナーで空いている座席を確保。いつもけっこう賑わっているが、幸い、土曜の午前中だったにも拘わらず、座席が4つ並んでいるコーナーにだれもお客がいなかったので、その端の席を確保し、一安心(写真①)ACの電源やUSB端子はついていないが、Nordaceのリュックにモバイル・バッテリーを入れてきたので、電源切れの心配はないだろう。

実は、このイートインコーナーには、2席に1箇所の割で、電源がついているのだが(写真②)、きょうはモバイルバッテリーを持っていたので、お店の電源は使わないことにしたのである。密を避けたいということもあった。モバイルバッテリーを持っていなかったら、もちろん電源のある席を選んだだろう。そんな選択肢のあるイートコーナーは、テレワーク・プレイスとしても合格点をつけることができるだろう。コロナ感染への配慮から、座席は1つおきに坐ることを呼びかけているのも好感がもてる。


次に、店内のパン屋さんで、先日からおいしそうなので気になっていた新発売の「モンブラン」のペイストリー(定価¥210)を購入(写真③)。タリーズのケーキに比べて約半値なので、約200円の節約になった。

あとはコーヒーなどの温かい飲み物だ。幸い、このイートコーナーには、ホテルのレストランや空港ラウンジのようにコーヒーやココアなどの暖かい飲み物が¥190で買える飲料コーナーが設置されている。ここを利用すれば、カフェと同じ品質のコーヒーなどを、カフェよりも100円以上も安い値段でゲットすることができる(写真④)。これで、ペイストリーと合わせて、300円以上の節約になった。

さて、確保しておいた席に戻り、PC、iPad mini、スポーツジム用品一式の入ったNordace Sienaのリュックと、ホットココア、モンブランのケーキをテーブルに並べる(写真⑤)。次に、テレワーク用品一式をを取り出し、テーブルに配置してみた(写真⑥)。レイアウトはこれでバッチリだ。Macbookの横にiPad miniを置いたのが、今回の実験のキモだ。狭いデスクスペースなのに、Macbook(13inch2021年春バージョン)とiPad mini(8inch2021年秋バージョン)を並べておけたのは大きな成果。

なぜかというと、最小のスペースにもかかわらず、水平に21inchの大ディスプレイに相当するワークスペースを確保することができるからだ。もしiPadがminiではなく、通常の10inch以上のiPadだったら、横に2inch伸びて余裕がなくなり、垂直高のために周囲のお客さんから変な目で見られる恐れがあるからだ。8inchのminiなら、そんな心配も無用だ。

カフェ内でのテレワーク設備構築の最後の作業は、Macbook AirとiPad miniをWi-Fiで結び、iPad miniをMacbookの2台目のディスプレイにできるようにすることだ。これは”Sidecar”と呼ばれる、Appleだけの離れ業である。もしかすると、Windows PCでもできるのかもしれないが、やり方はわからない。Sidecar なら、使い方はMacのシステム環境をちょっといじるだけなので、たぶんWindows PCよりはるかに簡単だろうと予想する。Windows PCだと別途アプリを入れないと実現できないみたいだ。

さて、これで「イートインコーナー」という超格安のワークスペースでMacbookとiPad miniを並列にすることで、オフィスに劣らぬ快適なテレワーク空間を実現することができて、大満足。ただ、この初期設定にけっこう1時間以上もかかってしまったので、うっとうしい自宅に戻らねばならない。次回からは、この新しい超格安スペースで、テレワークだけに専念することができるだろう。

これほどの快適なテレワーク空間は、東京では実現不可能で、地方都市にして初めて構築できることを改めて確認できました。もしこんな環境でテレワークしたいという方がいらっしゃれば、ぜひ松山をはじめとする地方中核都市(人口40万〜80万人程度)への移住を考えてみてはいかがでしょうか?コロナ禍にも煩わされることがなく、「テレワーク天国」を満喫できること請け合いですよ!(永住でなくても、コロナが収束するまでの期間限定でもOK!地方都市の家賃は東京の半値以下ですから、テレワークOKの職場にお勤めの方、あるいは私のようにリタイアした高齢者には現実的な選択肢になると思います)

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