フィレンツェからバーリへ
Florence FLR · Airport Peretola
04:15〜チェックイン
05:40 搭乗開始
06:15 フィレンツェ空港発 VOLOTEA航空 V71417 便 1時間20分のフライト
07:35 バーリ空港着
Bari BRI · Airport Palese Macchie
プーリア州について
プーリア州(Puglia)は、イタリアの南東部に位置する地域で、アドリア海とイオニア海に面しています。イタリアの「かかと」の部分にあたるこの地域は、その豊かな歴史、美しい風景、そして独特な文化で知られています。
地理
プーリア州は、北から南にかけて細長い形をしており、約800キロメートルの海岸線を持っています。主要な都市としては、州都のバーリ(Bari)、レッチェ(Lecce)、タラント(Taranto)、ブリンディジ(Brindisi)などがあります。
歴史
プーリア州の歴史は古く、ギリシャ人、ローマ人、ノルマン人、スペイン人など、様々な文明の影響を受けてきました。特に古代ローマ時代には、プーリアは重要な農業地域として栄えました。中世には、ノルマン人がこの地域を征服し、その後、スペインの支配を受けました。
文化
プーリア州は、独特の建築様式であるトゥルッリ(Trulli)で有名です。これは、石を積み上げて作られた円錐形の屋根を持つ家屋で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。レッチェは、バロック建築の中心地としても知られ、「南のフィレンツェ」とも呼ばれています。
食文化
プーリア州の食文化は、新鮮な野菜、オリーブオイル、シーフードを中心としています。特にオレキエッテ(orecchiette)という耳の形をしたパスタが有名で、地元の野菜と一緒に調理されます。また、プーリアはイタリア有数のオリーブオイル生産地であり、質の高いオリーブオイルが多く作られています。
観光地
- アルベロベッロ(Alberobello): トゥルッリの集落が広がる町で、ユネスコの世界遺産に登録されています。
- レッチェ(Lecce): バロック建築の美しい町で、歴史的な建物や教会が多くあります。
- ポリニャーノ・ア・マーレ(Polignano a Mare): 絶壁に建つ美しい町で、海の眺めが素晴らしいです。
- ガルガーノ国立公園(Gargano National Park): 美しい自然と豊かな生態系が広がる国立公園です。
プーリア州は、その美しい海岸線、歴史的な町並み、美味しい食べ物で、多くの観光客を魅了しています。
バーリ
Bari(バーリ)は、イタリア南部のプッリャ州(Puglia)にある都市で、アドリア海に面しています。バーリは、プッリャ州の州都であり、南イタリアの重要な経済、文化、交通の中心地です。
地理と気候
バーリは、イタリアの「かかと」に位置し、アドリア海沿岸に広がっています。温暖な地中海性気候を持ち、夏は暑く乾燥し、冬は穏やかで湿潤です。
歴史
バーリの歴史は古代に遡ります。古代ローマ時代には重要な港町として発展しました。その後、中世にはビザンチン帝国やノルマン人の支配を受け、特にノルマン時代には商業都市として栄えました。バーリは、十字軍の時代には重要な拠点となり、聖ニコラウス(サンタクロースの原型となった聖人)の遺骨がバーリのサン・ニコラ・バジリカに安置されたことでも知られています。
観光
バーリは歴史的な見どころが多い街です。主な観光スポットには以下のようなものがあります:
- **サン・ニコラ・バジリカ(Basilica di San Nicola)**: 11世紀に建てられた教会で、聖ニコラウスの遺骨が安置されています。
- **バーリ城(Castello Normanno-Svevo)**: 12世紀にノルマン人によって建てられた城で、その後何度も改修が行われました。
- **旧市街(Bari Vecchia)**: 石畳の狭い路地が入り組んだ歴史地区で、古い教会や建物が立ち並び、伝統的な南イタリアの雰囲気を味わうことができます。
- **バリ劇場(Teatro Petruzzelli)**: イタリアで4番目に大きい劇場で、オペラやコンサートが開催されます。
経済
バーリは、南イタリアの主要な商業港であり、アドリア海を経由する国際的な貿易の拠点となっています。また、食品産業や繊維産業も盛んであり、バーリ周辺地域はオリーブオイルやワインの生産地としても知られています。
交通
バーリには、イタリア国内外とを結ぶ重要な交通インフラが整っています。バーリ空港(Bari Karol Wojtyła Airport)は、国内外の都市とを結ぶ主要な空港です。また、鉄道や高速道路も整備されており、イタリア南部の交通の要所となっています。さらに、アドリア海を渡るフェリー航路もあり、ギリシャやアルバニアなどと連絡しています。
バーリは、伝統と現代が調和した魅力的な都市で、イタリア南部を訪れる際にはぜひ訪れたい場所です。
ホテル(バーリ)
Hotel Excelsior Bari
- チェックインまで、ホテルのフロントに荷物を預ける。
- アルベロベッロまでのバスまたは列車での最短の生き方について尋ねる
- これらについて、イタリア語の想定会話を準備する
バーリ→アルベロベッロ バス
バスの時刻表:
https://www.rome2rio.com/map/Bari/Alberobello#trips/transport/Bari/Alberobello/r/Bus/s/0
10:00 Bari発 11:00. Alberobello着 ¥800
アルベロベッロ
Alberobello(アルベロベッロ)は、イタリア南部のプッリャ州(Puglia)にある小さな町で、ユネスコの世界遺産に登録されている「トゥルッリ(Trulli)」と呼ばれる独特の石造りの家で有名です。この町は、観光地としても非常に人気があり、イタリアの文化と歴史を象徴する場所の一つです。
地理と位置
アルベロベッロは、プッリャ州の内陸部に位置しており、バーリから約50キロメートル南東にあります。プッリャ州の丘陵地帯にあり、オリーブ畑やブドウ畑が広がる自然豊かな地域です。
歴史
アルベロベッロの歴史は16世紀に遡ります。当時、この地域はアクアヴィーヴァ家という貴族の支配下にありました。彼らは、トゥルッリの家を建てることで、当時のナポリ王国による税金を回避しようとしました。トゥルッリは、石を積み上げただけの構造で、屋根のない状態であれば家として認められず、税金を逃れることができたからです。そのため、住民は簡単に解体できる家を建てる必要がありました。
この独特な建築スタイルは後に進化し、町全体がトゥルッリで構成されるようになりました。1797年にナポリ王国がアルベロベッロに市町村としての認可を与え、住民は正式に町を建設する許可を得ました。
トゥルッリの特徴
トゥルッリ(Trulli)は、石灰岩を使った乾式石積み(モルタルを使わない)で作られた小さな家です。円錐形の屋根が特徴で、この屋根は一つの石でできた「ピナクル」で装飾されることが多いです。屋根には白いシンボルや宗教的なシンボルが描かれていることもあります。家の壁は厚く、夏は涼しく、冬は暖かいという特性があります。
アルベロベッロには約1500棟のトゥルッリがあり、特に「リオーネ・モンティ(Rione Monti)」地区と「アイア・ピッコラ(Aia Piccola)」地区が有名です。これらの地区は、観光客にとって最も訪れるべき場所となっています。
観光と文化
アルベロベッロは、毎年多くの観光客が訪れる人気の観光地です。トゥルッリの中には、博物館やレストラン、ショップがあり、観光客はその独特な建築と歴史を体験することができます。また、トゥルッリのいくつかは宿泊施設として改装されており、観光客は実際にトゥルッリに泊まることができます。
アルベロベッロの祭りの一つに、「サンティ・メディチの祭り(Festa dei Santi Medici)」があります。これは、10月末に行われる宗教的な行事で、町中がイルミネーションで彩られ、盛大なパレードやイベントが開催されます。
アクセス
アルベロベッロへのアクセスは、バーリからの鉄道やバスで可能です。また、車を利用する場合も、バーリから約1時間程度で到着します。周辺には他の美しい町や村もあり、プッリャ州の観光ルートの一部として訪れるのに最適です。
アルベロベッロは、イタリアの豊かな歴史と伝統を感じることができる、魅力的な場所です。その独特な建築と文化を楽しむために、多くの観光客が訪れています。
アルベロベッロ写真集
アルベロベッロ→バーリ
https://www.rome2rio.com/map/Alberobello/Bari#trips/transport/Alberobello/Bari/r/Bus/s/0
帰りのバス:16:25 - 17:30 アルベロベッロ→バーリ
17:30. ホテルにチェックイン、荷物を部屋に運ぶ
サン・ニコラ聖堂
18:30 - 19:30 サン・ニコラ聖堂見学
サン・ニコラ聖堂(Basilica di San Nicola)は、イタリア南部のバーリにある重要な宗教建築物で、カトリック教会のバジリカ(大聖堂)の一つです。この聖堂は、東方教会と西方教会の双方にとって重要な巡礼地であり、特に聖ニコラウス(サンタクロースの原型となった聖人)の遺骨が安置されていることで有名です。
歴史
サン・ニコラ聖堂は、1087年から1197年にかけて建設されました。聖堂の建設は、聖ニコラウスの遺骨をバーリに移すために行われました。聖ニコラウスは、もともと現在のトルコにあたるミラ(Myra)という町の司教で、彼の遺骨はイスラム教徒の支配下にあったミラから、1087年にバーリに運ばれました。この遺骨の移動は、バーリ市民によって行われ、聖ニコラウスの遺骨を守り、崇拝するためにこの聖堂が建てられました。
建築様式
サン・ニコラ聖堂は、ロマネスク様式の代表的な建物です。バーリ・ロマネスク(Pugliese Romanesque)と呼ばれる、プッリャ州特有のスタイルを持っています。特徴的なのは、そのシンプルで力強い外観です。正面には三つの大きなアーチ状のポータルがあり、上部には細かい装飾が施されたバラ窓が見られます。全体として重厚感がありながらも、装飾的な要素が散りばめられています。
内部は広々とした空間が広がり、三廊式の構造になっています。天井は木製の梁で覆われ、側廊には柱が並んでいます。聖堂内には、多くの美術作品や彫刻があり、その中にはビザンチン様式やバロック様式のものも含まれています。
聖ニコラウスの遺骨
聖堂の地下にはクリプト(地下礼拝堂)があり、ここに聖ニコラウスの遺骨が安置されています。このクリプトは、特に東方正教会の巡礼者にとって重要な場所であり、彼らは毎年、聖ニコラウスの日(12月6日)や5月9日の「聖ニコラウスの遺骨移送記念日」にここを訪れます。
クリプトの祭壇には、金色の装飾が施された大理石のサルコファガス(石棺)があり、ここに聖ニコラウスの遺骨が収められています。彼の遺骨は、奇跡を起こすと信じられており、多くの信者がこの場所で祈りを捧げます。
文化と祭り
サン・ニコラ聖堂は、宗教的な重要性だけでなく、バーリの文化的象徴でもあります。毎年5月には「聖ニコラウス祭(Festa di San Nicola)」が開催されます。この祭りは、聖ニコラウスの遺骨がバーリに運ばれたことを記念するもので、3日間にわたって行われます。祭りの間、聖ニコラウスの像が海を渡るパレードが行われ、バーリの港から聖堂まで巡行します。この祭りは、地元の人々だけでなく、世界中からの巡礼者や観光客を引き寄せる大規模なイベントです。
現在の役割
今日、サン・ニコラ聖堂はカトリック教会と東方正教会の両方にとって重要な宗教的拠点です。また、観光地としても多くの訪問者を集めており、バーリを訪れる際には欠かせないスポットとなっています。聖堂内では、定期的にミサや宗教儀式が行われており、歴史と信仰が交錯する場所として多くの人々に親しまれています。
サン・ニコラ聖堂は、その宗教的、文化的、歴史的価値から、バーリの中心的な存在となっており、イタリアやヨーロッパ全体のキリスト教遺産の中でも特に重要な役割を果たしています。
<サン・ニコラ聖堂の基本情報>
住所:Largo Abate Elia 13,70122,Bari
電話番号:+39-080-573-7111
営業時間:6時30分~20時30分(日曜~22時)
定休日:なし
料金:無料
アクセス:Bari Centrale駅から徒歩20分
プーリア料理
20:00 - 21:00 バーリのレストランでディナー
Ristorante Opera(プーリア料理)20:00に予約済み