デジタル・シニアの自由気ままなイタリア一人旅の全日程です。30分刻みの予定を書き入れていますが、これはあくまでも、現時点での予定。団体旅行ではないので、気分や体調に応じて、臨機応変に変更することもあり得ます。実際に変更した場合は、すぐにHPに反映させる予定です。
- 8月31日 出発
- 9月1日 ローマ
- 9月１日 フィレンツェ
- 9月2日 チンクエ・テッレ（フィレンツェから日帰り）世界遺産
- 9月3日 フィレンツェ市内観光 (1) 世界遺産
- 9月4日 オルチャ渓谷＆ピエンツィア（フィレンツェから日帰り現地ツアー）世界遺産
- 9月5日 フィレンツェ市内観光 (2) ダンテの足跡をたどる
- 9月6日 アルベロベッロ（バーリから日帰り）世界遺産
- 9月7日 マテーラ（バーリから日帰り）世界遺産
- 9月8日 バーリ→ナポリ→カプリ島（移動日）
- 9月9日 カプリ島 青の洞窟＆アナカプリ観光
- 9月10日 カプリ島 カプリ＆アウグスト庭園
- 9月11日 ナポリ 国立考古学博物館 世界遺産
- 9月12日 アマルフィ海岸（ナポリから日帰り現地ツアー）世界遺産
- 9月13日 ポンペイ遺跡（ナポリから日帰り現地ツアー）世界遺産
- 9月14日〜15日 ナポリ空港から空路成田へ
8月31日 出発
8月31日 9:00 成田発
8月31日 18:30 ローマ着
9月1日 ローマ
ローマ訪問の目的
ローマには、これまで何回も訪れており、今回のイタリア旅行では、当初予定に入れていませんでした。けれども、成田からフィレンツェへの格安航空便が見つからなかったため、片道10万円くらいで行ける成田ーローマ便を利用することにしました。成田を9時に出発すると、ローマには18:30に到着します。これならローマ市内のホテルに夜9時までにはチェックインできるでしょう。そこで、テルミニ駅に近いホテルに１泊し、翌朝の午前中だけローマを観光した後、お昼過ぎには列車でフィレンツェに到着するような旅程を組むことにしました。訪問先は、これまでにローマ滞在で行けなかったところ２か所（ミケランジェロのモーセ像と黄金宮殿）に限定しました。
今回訪問予定に入れていないローマの主な観光名所についての解説は、私が制作・監修した「世界遺産を学ぶ」HPの「ローマの歴史地区」と「ヴァティカン市国」（下記のリンク）をご覧ください。
ホテル（ローマ）
Duca di Cavour
Via Cavour 221, リオーネ・モンティ, ローマ
フォロ・ロマーノ 7:00 - 7:45
フォロ・ロマーノ（Foro Romano）は、ローマの中心部に位置する古代ローマ時代の遺跡群で、政治、宗教、商業の中心地として栄えました¹²。紀元前8世紀から後5世紀にかけて建設され、ローマ帝国の重要な公共広場でした¹。フォロ・ロマーノには、元老院議事堂やバシリカ、神殿、凱旋門など、多くの重要な建物がありました。特に有名なのは、セプティミウス・セウェルスの凱旋門やサトゥルヌス神殿、カエサル神殿などです¹²。
メトロB線でコロッセオ駅下車（１駅）。徒歩でフォロ・ロマーノへ。コロッセオ、凱旋門、フォロロマーノの写真を撮影。
コロッセオ. 7:45 - 8:00
ローマのコロッセオ（Colosseo）は、古代ローマ時代の円形闘技場で、世界的に有名な観光名所です。西暦80年にウェスパシアヌス帝とティトゥス帝によって建設されました³。正式名称は「フラウィウス円形闘技場」（Amphitheatrum Flavium）ですが、巨大なネロ帝の像「コロッスス」に由来して「コロッセオ」と呼ばれるようになりました³。コロッセオは、剣闘士の試合や模擬海戦、野獣狩りなどの娯楽イベントが行われた場所で、最大で約50,000人の観客を収容できました³。その壮大な構造と歴史的な意義から、現在も多くの観光客が訪れています。
サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会 10:15 - 11:00
サン・ピエトロ・イン・ヴィンコリ教会（Basilica di San Pietro in Vincoli）は、イタリア・ローマにある歴史的な教会です。この教会は、ローマ教皇レオ1世の命令で建設され、5世紀に完成しました。教会の名前は「鎖に縛られた聖ペトロ」に由来します。教会の名前が示す通り、ここには伝説的に聖ペトロが投獄された際に使用されたとされる鎖が保存されています。この鎖は、エルサレムから持ち帰られたものとされています。この教会のもう一つの大きな魅力は、ミケランジェロが制作した「モーセ像」です。この彫像は、教皇ユリウス2世の墓碑の一部として作られたもので、非常に有名です。
11:55 ローマ → 13:31 フィレンツェ（鉄道 : High Speed Train）
ホテルチェックアウト. 10:00
Termini駅発 10:55 .italo
Florence Santa Maria Novella着 12:31. €25.90
9月１日 フィレンツェ
ホテル（フィレンツェ）
ホテル・パラッツォ・オニサンティ 14:00 チェックイン
Via Maso Finiguerra, Santa Maria Novella
ピサ観光（日帰り）
Florence Santa Maria Novella発 14:28
Pisa Centrale着 15:28
ピサの斜塔 15:40 - 16:30
ピサの斜塔（Torre di Pisa）は、イタリアのピサ市にある有名な鐘楼です。1173年に建設が始まり、完成までに約200年かかりました。この塔は、建設途中から地盤の不均質さにより傾き始め、そのままの状態で完成しました。塔の高さは約55.86メートルで、296段の階段があります。一時は最大5.5度傾いていましたが、1990年から2001年にかけて行われた改修工事により、現在は約3.97度の傾斜に是正されています。
ドゥオーモ 16:30 - 17:30
ピサのドゥオモ（Pisa Cathedral）は、イタリアのピサにある壮大な大聖堂で、ピサのドゥオモ広場（Piazza del Duomo）に位置しています。この広場は「奇跡の広場」（Piazza dei Miracoli）とも呼ばれ、1987年に世界遺産に登録されました。ピサ大聖堂の建設は1063年に始まり、約200年かけて完成しました。この大聖堂は、ピサがパレルモ沖でサラセン艦隊に勝利したことを記念して建てられました。建物はラテン十字の形をしており、主にロマネスク様式で建てられていますが、ビザンティン様式の影響も見られます。
Pisa Centrale発 17:54
Florence着 19:08
9月2日 チンクエ・テッレ（フィレンツェから日帰り）世界遺産
6:00 - フィレンツエ発 （現地ツアー）
フィレンツェ発：バスで行くチンクエテッレ日帰り旅行 (GetYourGuide現地ツアー) ¥9,258
料金に含まれるもの：
多言語ガイド付きバスツアー
バス内の Wi-Fi
海辺での自由時間
チンクエテッレ（Cinque Terre）は、イタリア北西部のリグーリア海岸に位置する5つの美しい村の総称です。チンクエテッレは「5つの土地」という意味で、モンテロッソ・アル・マーレ、ヴェルナッツァ、コルニリア、マナローラ、リオマッジョーレの5つの村から成り立っています。この地域は険しい海岸線と色とりどりの家屋が特徴で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。村々は急斜面に建てられており、ブドウやオリーブの段々畑が広がっています。特にワインの産地としても有名で、地元のワインは非常に人気があります。
チンクエテッレには、フィレンツェから鉄道でアクセスできますが、乗り換えが大変で時間がかかるため、今回はバスで現地まで往復してくれるバスツアーを利用することにしました。現地に着いたら、事前にオンラインで入手可能な「1日フリーチケット」を使って、４つの村を回るつもりです。
マナローラ
マナローラ（Manarola）は、イタリアのリグーリア州に位置する美しい漁村で、チンクエ・テッレ（Cinque Terre）の一つとして知られています。マナローラは、色とりどりの家々が急な崖に密集して建ち並ぶ美しい景観で有名です。村は海に面しており、断崖絶壁に沿って広がるテラス畑やブドウ園も特徴的です。
リオマッジョーレ
リオマッジョーレ（Riomaggiore）は、イタリアのリグーリア州に位置する美しい漁村で、チンクエ・テッレ（Cinque Terre）の一つとして知られています。リオマッジョーレは、色とりどりの家々が急な崖に建ち並び、海に向かって急斜面を形成しています。美しい海岸線と険しい地形が特徴で、特に夕暮れ時の景観は圧巻です。
ヴェルナッツァ
ヴェルナッツァ（Vernazza）は、イタリアのリグーリア州に位置する美しい漁村で、チンクエ・テッレ（Cinque Terre）の一つとして知られています。チンクエ・テッレの五つの村（モンテロッソ、ヴェルナッツァ、コルニリア、マナローラ、リオマッジョーレ）の中でも、特に美しいとされています。
モンテロッソ アル マーレ
モンテロッソ・アル・マーレ（Monterosso al Mare）は、イタリアのリグーリア州に位置する美しい漁村で、チンクエ・テッレ（Cinque Terre）の一つとして知られています。モンテロッソ・アル・マーレは、美しい砂浜と青い海が特徴のリゾート地です。他のチンクエ・テッレの村と比べて、広いビーチがあるため、海水浴を楽しむ観光客に人気です。
18:00. フィレンツェ帰着
9月3日 フィレンツェ市内観光 (1) 世界遺産
ウフィツィ美術館 8:15〜10:00
ウフィツィ美術館（Galleria degli Uffizi）は、イタリアのフィレンツェにある世界的に有名な美術館です。1560年にトスカーナ大公コジモ1世の命により、建築家ジョルジョ・ヴァザーリの設計で建設が始まりました。もともとはフィレンツェの行政機関の事務所として建てられましたが、後にメディチ家の美術コレクションを展示する美術館となりました。ウフィツィ美術館は、ルネサンス期の絵画を中心に、約2,500点の作品を収蔵しています。特に有名な作品には、ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』や『プリマヴェーラ』、レオナルド・ダ・ヴィンチの『受胎告知』、ミケランジェロの『聖家族』などがあります。
ヴェッキオ宮殿 10:30〜11:30
ヴェッキオ宮殿（Palazzo Vecchio）は、イタリアのフィレンツェにある歴史的な宮殿で、シニョリーア広場に面しています¹²。1299年から1314年にかけてアルノルフォ・ディ・カンビオによって建設され、当初はフィレンツェ共和国の政庁舎として使用されました。その後、メディチ家がピッティ宮殿に移るまでの間、住居としても利用されました。
ヴェッキオ橋. 11:30 - 13:00
ヴェッキオ橋（Ponte Vecchio）は、イタリアのフィレンツェを流れるアルノ川に架かる中世の石橋です。イタリア語で「古い橋」という意味を持ち、フィレンツェ最古の橋として知られています。橋の上には宝飾店やジュエリーショップが並び、観光客に人気のスポットです。また、橋の上にはヴァザーリの回廊（Corridoio Vasariano）と呼ばれる通路があり、これはヴェッキオ宮殿とピッティ宮殿を結ぶためにメディチ家のために設計されたものです¹²。
サンタマリア・ノヴェラ教会. 13:30 - 14:00
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会（Basilica di Santa Maria Novella）は、イタリアのフィレンツェにある重要な教会の一つです。1219年にドミニコ会の修道士たちによって設立され、現在の建物は13世紀から14世紀にかけて建設されました。教会のファサードは、ルネサンス建築の傑作とされ、建築家レオン・バッティスタ・アルベルティによって設計されました。白と緑の大理石で装飾された美しいデザインが特徴です。
サンタクローチェ教会 14:30 - 15:00
サンタ・クローチェ教会（Basilica di Santa Croce）は、フィレンツェにある重要なゴシック建築の教会で、フランシスコ会に属しています。1294年に建設が始まり、1385年頃に完成しました。この教会は「フィレンツェのパンテオン」とも呼ばれ、多くの著名なイタリア人の墓があることで知られています。ミケランジェロ、ガリレオ・ガリレイ、マキャヴェッリ、ロッシーニなどがここに埋葬されています。
ドゥオーモ 15:30 〜16:30
フィレンツェのドゥオーモ、正式名称「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」は、フィレンツェのシンボル的存在です。13世紀末に建設が始まり、1436年に完成しました。この大聖堂の特徴は、赤いレンガ造りの巨大なドーム「クーポラ」です。建築家フィリッポ・ブルネレスキの設計により、当時としては画期的な二重構造のドームが実現しました。クーポラの高さは約107メートルで、内部には「最後の審判」のフレスコ画が描かれています。
アカデミア美術館 17:00 - 18:00
アカデミア美術館（Galleria dell'Accademia）は、イタリアのフィレンツェにある有名な美術館です。1784年にトスカーナ大公レオポルド2世によって設立されました。アカデミア美術館の最も有名な展示品は、ミケランジェロの『ダヴィデ像』です。この彫刻は1501年から1504年にかけて制作され、1873年にシニョーリア広場から移設されました。
9月4日 オルチャ渓谷＆ピエンツィア（フィレンツェから日帰り現地ツアー）世界遺産
Expedia現地ツアー： 午前 8 時フィレンツェ発、オルチャ渓谷ツアー : モンタルチーノ、モンテプルチャーノ、ピエンツァ (英語)、食事と飲み物を含む。19:30 帰着
（ツアーの内容）
・完全装備の GT コーチによる旅
・多言語を話すエキスパートのエスコートが旅行全体を通してお手伝いします
・モンタルチーノ、ピエンツァ、モンテプルチャーノへの無料訪問
・モンタルチーノのワインセラーを訪問し、ワインセラーのツアーとブルネッロの試飲を行います。
・モンテプルチャーノのワイナリーを訪問し、「ヴィーノ ノービレ」を試飲
・ピエンツァのチーズテイスティング
・非常に競争力のある価格でワインとチーズを購入できる可能性
モンタルチーノ
モンタルチーノ（Montalcino）は、イタリアのトスカーナ州シエーナ県に位置する美しい町です。この町は特に高級ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」で有名です。モンタルチーノは、オルチア渓谷、アルビア渓谷、オンブローネ渓谷に囲まれた丘の上に位置しており、素晴らしい景観を楽しむことができます。この地域は、エトルリア時代から人々が住んでいた歴史があり、814年の文書に初めてその名が登場します。
モンテプルチャーノ
モンテプルチャーノ（Montepulciano）は、イタリアのトスカーナ州にある美しい丘の上の町です。特にそのワイン「ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ」で有名です。この町は、ルネサンス期の建築が多く残っており、歴史的な雰囲気が漂っています。町の中心には、壮大な大聖堂や市庁舎があり、観光客に人気のスポットです¹²。また、町からはキアーナ渓谷の美しい景色を一望することができます。
ピエンツァ（世界遺産）
ピエンツァ（Pienza）は、イタリアのトスカーナ州シエーナ県にある小さな町で、人口は約2,000人です¹²。この町は、ルネサンス期にローマ教皇ピウス2世（エネア・シルヴィオ・ピッコローミニ）によって理想都市として設計されました。フィレンツェの建築家ベルナルド・ロッセリーノが設計を担当し、1459年から工事が始まりました。ピエンツァの中心には、ピウス2世広場（Piazza Pio II）があり、ここには大聖堂やピッコローミニ宮殿などの重要な建物が集まっています。特に大聖堂は、ルネサンス建築の傑作とされています。この町は1996年にユネスコの世界遺産に登録されました¹²。また、ピエンツァは美しい景観とともに、地元の特産品であるペコリーノ・チーズでも有名です¹²。
オルチャ渓谷（世界遺産）
オルチャ渓谷（Val d'Orcia）は、イタリアのトスカーナ地方に位置する美しい渓谷で、2004年にユネスコの世界遺産に登録されました¹²。この地域は、なだらかな丘陵地帯と糸杉の並木道、広がるブドウ畑やオリーブ畑が特徴です¹²。オルチャ渓谷には、いくつかの魅力的な小さな町があります。特に有名なのは、ルネサンス期の都市計画が反映されたピエンツァと、最高級ワイン「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」の産地であるモンタルチーノです¹²。これらの町では、美しい景色とともに地元のワインやチーズを楽しむことができます¹²。また、オルチャ渓谷は多くの芸術家にインスピレーションを与え、ルネサンス絵画の背景としても描かれています¹²。例えば、レオナルド・ダ・ヴィンチの「モナ・リザ」や「受胎告知」の背景には、この地域の風景が描かれています。
9月5日 フィレンツェ市内観光 (2) ダンテの足跡をたどる
サント・トリニタ橋
1274年、ダンテはひとりの少女と出会います。それは、“最愛の女性”となるベアトリーチェ・ポルティナーリ。9歳のダンテ少年は、彼女の美しさにすっかり心奪われてしまうのです。9年後の1283年、ふたりはアルノ川にかかるサンタ・トリニタ橋で偶然再会。そこでベアトリーチェに会釈されたダンテは彼女への想いを募らせますが、言葉も交わさずにすれ違っただけでした。
サンタ・トリニタ橋（Ponte Santa Trinita）は、フィレンツェのアルノ川に架かる美しいルネッサンス様式の橋です。この橋は、1567年から1569年にかけて建築家バルトロメオ・アンマナーティによって建設されました³。サンタ・トリニタ橋は、世界で最も古い楕円アーチ橋として知られています。3つの平坦な楕円アーチが特徴で、その優雅な外観が多くの人々を魅了しています³。橋の両端には「四季の彫像」があり、これらは1608年にメディチ家のコジモ2世とオーストリアのマリア・マッダレーナの結婚を祝って設置されました³。
ダンテの家 Museo Casa di Dante
フィレンツェの「ダンテの家」（Museo Casa di Dante）は、中世の詩人ダンテ・アリギエーリの生涯と彼の時代のフィレンツェを紹介する博物館です。ダンテの家は、フィレンツェの中心部、ドゥオーモとヴェッキオ宮殿の間に位置しています¹²。この博物館は、ダンテが生まれたとされる場所に建てられたもので、内部は4階建ての「塔の家」になっています。館内には、ダンテの生涯や彼の作品に関する資料が展示されており、特に「神曲」に関する展示が充実しています¹²。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂 Battistero di San Giovanni
サン・ジョヴァンニ洗礼堂（Battistero di San Giovanni）は、フィレンツェのドゥオーモ広場に位置する歴史的な宗教建築物です。この洗礼堂は、フィレンツェで最も古い建物の一つで、4世紀から5世紀にかけて建設されたとされています³⁴。洗礼堂は八角形の形をしており、外壁は白と緑の大理石で装飾されています。内部には、13世紀に制作された美しいビザンチン様式のモザイクがあり、特に天井の「最後の審判」のモザイクは見どころの一つです³⁴。ダンテが生まれた翌年の1266年3月26日、ダンテはサン・ジョヴァンニ洗礼堂で洗礼を受けたと、フィレンツェ市の記録に残っています。のちに『神曲』地獄篇第19歌の中でも「麗しの我がサン・ジョヴァンニ」と表現しています。
サンタ・マルゲリータ・デイ・チェルキ教会
サンタ・マルゲリータ・デイ・チェルキ教会（Chiesa di Santa Margherita dei Cerchi）は、フィレンツェの中心部に位置する小さな歴史的教会です。この教会は「ダンテの教会」としても知られており、詩人ダンテ・アリギエーリと深い関わりがあります¹²。この教会は、ダンテが生涯愛した女性ベアトリーチェ・ポルティナーリが埋葬されている場所とされています。ベアトリーチェはダンテの代表作「神曲」にも登場する重要な人物です¹²。教会内には、ダンテとベアトリーチェの絵画や、彼らに関連する展示物が多くあります¹²。また、ダンテ自身もこの教会で結婚式を挙げたとされており、彼の妻ジェンマ・ドナーティとの結婚式が行われた場所でもあります¹²。
9月6日 アルベロベッロ（バーリから日帰り）世界遺産
バーリ
バーリ（Bari）は、イタリア南部のプッリャ州に位置する港湾都市で、州都でもあります¹²。アドリア海に面しており、古くから商業の中心地として栄えてきました。バーリの歴史は古代ギリシャ時代に遡り、ローマ帝国時代には重要な商業都市として発展しました¹²。その後、ビザンティン帝国、ノルマン人、スヴェーヴォ家など、さまざまな支配者の影響を受けてきました¹²。サン・ニコラ聖堂は、サンタクロースのモデルとなった聖ニコラオスの遺体が安置されていることで有名です¹²。
ホテル（バーリ）
Hotel Excelsior Bari
アルベロベッロ
アルベロベッロ（Alberobello）は、イタリアのプッリャ州バーリ県に位置する小さな町で、特に「トゥルッリ」と呼ばれる伝統的な家屋で有名です¹²。トゥルッリは、白壁に円錐形の石積み屋根を持つ独特の建物で、16世紀から17世紀にかけて農民によって建てられました¹²。この地域には約1,500軒のトゥルッリが現存しており、1996年にユネスコの世界遺産に登録されました¹²。
9月7日 マテーラ（バーリから日帰り）世界遺産
マテーラ （現地ツアー）
Expedia現地ツアー：古代都市マテーラを発見 - 英語ツアー
集合場所：10:30 Piazza San Pietro Caveoso, Matera 13:30 解散
マテーラ（Matera）は、イタリア南部のバジリカータ州に位置する歴史的な都市で、特に「サッシ」と呼ばれる洞窟住居群で有名です¹²。この洞窟住居は、石灰岩の岩肌を掘って作られたもので、約3,000から4,000の住居が存在します¹²。1993年にユネスコの世界遺産に登録されました¹²。
9月8日 バーリ→ナポリ→カプリ島（移動日）
カプリ島
カプリ島（Isola di Capri）は、イタリア南部のティレニア海に浮かぶ美しい島で、ナポリ湾の南約30kmに位置しています¹²。この島は、風光明媚な景観と豊かな歴史で知られ、多くの観光客が訪れます。
ホテル（カプリ島）
Villa Ceselle
9月9日 カプリ島 青の洞窟＆アナカプリ観光
青の洞窟
青の洞窟（Grotta Azzurra）は、カプリ島で最も有名な観光スポットの一つです。この洞窟は、海に面した崖に波が浸食してできたもので、洞窟内の水面が鮮やかな青色に輝く神秘的な光景が楽しめます¹²。
アナカプリ
アナカプリ（Anacapri）は、カプリ島の西部に位置する魅力的な町で、カプリ島のもう一つの主要な町です¹²。名前の「アナ」は「上」を意味し、カプリの町よりも高い場所に位置しています¹²。
ソラーロ山ケーブル
ソラーロ山（Monte Solaro）は、カプリ島で最も高い山で、標高589メートルを誇ります¹²。この山の頂上からは、カプリ島全体を見渡すことができ、特にファラリオーニの奇岩群やナポリ湾、ソレント半島などの絶景が広がります¹²。
9月10日 カプリ島 カプリ＆アウグスト庭園
カプリ
カプリの町（Capri Town）は、カプリ島の主要な観光地で、島の東部に位置しています。ここは高級リゾート地として知られ、ブティックやレストラン、カフェが立ち並び、洗練された雰囲気が漂います¹²。
アウグストゥス庭園
アウグストゥス庭園（Giardini di Augusto）は、カプリ島の中心部に位置する美しい庭園で、古代ローマの皇帝アウグストゥスの別荘地だったことに由来しています¹²。この庭園は、20世紀初頭にドイツの実業家フリードリヒ・アルフレート・クルップによって整備されました²³。庭園からは、カプリ島の象徴であるファラリオーニの奇岩群や、蛇行するクルップ通りを見渡すことができます¹²。特に、海の色は「青の洞窟」を思い起こさせる鮮やかなブルーです¹。
9月11日 ナポリ 国立考古学博物館 世界遺産
マリーナグランデ（カプリ島） → フェリーでナポリへ
10:00 ホテルをチェックアウト
10:40 または 11:35 マリーナグランデからナポリ着
12:25 ナポリ： Molo Beverello港着
NLG社の高速フェリー：
ナポリ
ナポリ（Napoli）は、イタリア南部のカンパニア州に位置する美しい港湾都市で、州都でもあります¹²。ナポリは、ローマやミラノに次ぐイタリア第三の都市で、南イタリア最大の都市です¹。ナポリは、ピザの発祥地としても有名です¹。特に「マルゲリータピザ」は、ナポリの代表的な料理です。また、ナポリタンという名前のスパゲッティは日本で生まれたもので、ナポリには存在しません²。
ホテル（ナポリ）
Casa Vittoria Napoli - Santa Lucia
サンタルチア地区
サンタルチア地区（Santa Lucia）は、ナポリ湾に面した美しいエリアで、ナポリ民謡「サンタルチア」で知られています。この地区は、ナポリの中でも特にロマンチックな場所として人気があります¹²。
国立考古学博物館
ナポリ国立考古学博物館（Museo Archeologico Nazionale di Napoli）は、イタリアを代表する考古学博物館で、特にギリシャ・ローマ時代の美術品の収集で世界的に有名です¹²。この博物館は、18世紀にナポリ王カルロス3世がファルネーゼ家のコレクションをナポリに移したことを端緒に設立されました¹²。その後、ポンペイやエルコラーノの遺跡からの出土品が加わり、現在の形となりました¹²。
ポンペイで発見されたアレクサンドロス大王のモザイク画（博物館蔵）
9月12日 アマルフィ海岸（ナポリから日帰り現地ツアー）世界遺産
アマルフィ海岸
アマルフィ海岸（Costiera Amalfitana）は、イタリア南部のカンパニア州に位置する美しい海岸線で、ソレント半島の南岸に広がっています²。この地域は「世界一美しい海岸」とも称され、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました²。
ナポリ発：ポジターノ、アマルフィ日帰りツアー 英語 • 9時間 ¥ 10,097
（内容）
エアコン付きバスでの移動
無料オーディオガイド
バス車内ガイド
アマルフィでの自由時間
ポジターノでの自由時間
アマルフィ
アマルフィ（Amalfi）は、イタリアのカンパニア州サレルノ県に位置する美しい町で、アマルフィ海岸の中心地です¹²。この町は、急峻な断崖に建てられたカラフルな建物と紺碧の海のコントラストが特徴で、「世界一美しい海岸」とも称されています²。アマルフィ大聖堂（Duomo di Amalfi）は、11世紀に建てられたアラブ＝ノルマン様式の大聖堂で、美しいファサードと「天国の回廊」が見どころです¹²。
ポジターノ
ポジターノ（Positano）は、イタリアのカンパニア州サレルノ県に位置する美しい町で、「アマルフィ海岸の宝石」とも称されるリゾート地です¹²。この町は、急峻な断崖にカラフルな家々が張り付くように建てられており、その風光明媚な景観が特徴です¹²。ポジターノは、1960年代に一世を風靡した「ポジターノ・ファッション」の発祥地としても知られています³。町の狭い路地には、ブティックやカフェが立ち並び、リゾート地ならではの華やかな雰囲気が漂います³。
9月13日 ポンペイ遺跡（ナポリから日帰り現地ツアー）世界遺産
ポンペイ
ポンペイ（Pompeii）は、イタリアのナポリ近郊に位置する古代ローマの都市で、西暦79年のヴェスヴィオ火山の大噴火によって埋もれたことで有名です¹²。この噴火により、ポンペイは火山灰と火砕流に覆われ、約1700年間地中に埋もれていました¹²。ポンペイの遺跡は18世紀に再発見され、その後断続的に発掘が行われました¹²。火山灰によって保存状態が非常に良く、当時の生活様式や建築様式を詳細に知ることができます¹²。
9月14日〜15日 ナポリ空港から空路成田へ
ナポリ空港発 9月14日 9:30
チューリヒ空港経由
成田空港. 9月15日 9:05 着