公園・庭園 植物園 目黒区

国立自然教育園

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散歩記録

日時:2025年5月20日(火)
天候:晴れ
場所:国立自然教育園
距離:2.5km
歩数: 3,500歩
カロリー:166kcal
所要時間:1時間20分

 

私の散歩マップ

今日は、久しぶりに白金台にある国立自然教育園を散歩しました。最近、文京区に引っ越したのですが、都営メトロ三田線で一本なので、自宅から50分くらいで行けるので便利です。自然教育園は、大都市東京の中心部にあって今なお豊かな自然の残る、都会の中のオアシスとも言える貴重な森林緑地公園です。園内にはコナラ、ケヤキ、ミズキ、モミジなどの落葉樹、カシ類、マツ類などの常緑樹が広がり、ススキやヨシの草はら、カキツバタ、あさざなどの水生植物、池や小川などがあります。このような生態系の中で、四季折々の草花や昆虫などの生き物を身近に観察することができます。

自然教育園の付近には、縄文時代から人が住み着いていたと考えられます。平安時代には、この辺りは低湿地で水田が開墾されていたようです。室町時代に入ると、この地方の豪族がこの地に邸宅を構えていたことが、園内に残る土塁などからわかります。「白金」という地名は1559年の記録に初出し、「白金長者」と呼ばれる裕福な人々がこの付近に住んでいたようです。江戸時代になると、1664年には徳川光圀の兄にあたる高松藩主松平讃岐守頼重の下屋敷になりました。園内に残る「おろちの松」や「物語の松」などは、当時の庭園の名残と伝えられています。

明治時代に入ると、庭園は火薬庫になり、政府の管理下に入りましたが、1917年宮内庁の所管となり、1921年に御領地の一部が朝香宮の邸地となりました。その後、1949年、文部省の所管となり、国立自然教育園として広く一般に開放されるようになりました。1962年には国立科学博物館の附属機関となり、2001年からは独立法人国立科学博物館附属自然教育園となり、今日に至っています。旧朝香宮は隣接する土地にもあり、そちらは「庭園美術館」として公開されています。庭園美術館について、「私の東京散歩マップ」の次のページをご覧ください。

アクセスは、JR山手線「目黒」駅とメトロ三田線(南北線)「白金台」駅から徒歩約15分です。隣接する「庭園美術館」と一緒に訪ねるのも楽しいでしょう。自然教育園の公式サイトは次のところです。

フォトアルバム

国立自然教育園の正門

路傍植物園

 

室町時代の土塁の跡

 

新緑のモミジと巨木

 

いもりの池

 

地面に敷き詰められたサルナシの雄花

 

 

サルナシの雄花の拡大写真

台風で倒れた「おろちの松」

 

おろちの松を見る二人の女性

 

あさざの花(みつがしわ科)

 

新緑のヤツデ

 

セイシカズラ

 

カキツバタ

 

カキツバタ

 

キショウブ

 

キショウブ

 

水鳥の沼

 

水生植物園

 

水生植物園

 

新緑のモミジ

 

モミジ

 

 

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