Surface Pro6では駄目な理由
つい先日、MicrofoftのWindows10タブレットPCのSurface Pro6を購入したばかりだというのに、早くも同じSurfaceシリーズの、しかも下位モデルであるSurface Goを買うことにしたのは、あまりにも軽はずみではないかと思われるかもしれませんね。事実、Surface Pro6はすばらしいデザインと機能性をあわせもった理想的なWindowsモバイルマシンです。それまで使っていたMacbook Proが色あせてしまうほどです。あまつさえ、13インチMacbook Proを持て余した私は、メルカリで約10万円で売り払ってしまったほどです。あっという間にこれだけ高い値段で売れたのは、いまだにMacファンが大勢いるということでしょう。でも、私には「厄介者が一つ片付いた」という気持ちで、後悔はありません。それ以前にも、iPad Pro、iPad Air、12インチMacbookも相次いでメルカリで結構いい値段で売却し、いまや私の書斎に残ったAppleマシンは、母艦PCである27インチiMacとiPhone7Plusだけになりました。iPhoneも電話としては使わず、電子辞書代わりに使っているだけです。スマホ、タブレットはいつの間にかAndroid端末だけになってしまいました。もはやAppleファンとはいえなくなった私です。Apple信者からWindows & Android信者へと宗旨変えした理由は、これからおいおいお話したいと思います。
Surface Pro6はモバイル用にはサイズが大きすぎる
Surface Pro6をカフェとか電車の中、飛行機の中、タブレットにしてベッドに寝転びながら使っていると、どうしても「サイズが大きい」という不満を感じてしまいます。例えば、スタバやドトールなどのカフェで、小さなテーブルにおいて使っていると、本体がテーブルの横幅いっぱいを占拠し、コーヒーカップを置く場所がないという不便をしばしば感じます。飛行機のテーブルでは、前の座席の人がリクライニングチェアーを使おうものなら、Surface Pro6がゴチンとぶつかってしまいます。また、ディスプレイが自立しないので、スタンドがテーブルをはみ出してしまいます。キーボードを外しタブレットモードにしてベッドに横になり、NETFLIXの映画を見ようとしても、重すぎて長いこと持っているのが苦痛になります。
Surface Goを買ってからは、これらの問題がすべて解決しました。カフェの小さなテーブルでも、PCが占拠することなく、コーヒーカップを横におけます。飛行機にはまだ持ち込む機会はありませんが、狭いテーブルでも多分余裕をもって置くことができるでしょう。ベッドに横になりながら、タブレットモードでの映画視聴は、劇的に楽になりました。片手でも軽々と持つことができるので、長時間でも苦痛を感じることなく、NETFLIXの映画を楽しむことができるようになったのです。
(Surface Goをタブレットにして、Chromeブラウザ拡張機能でNETFLIXの映画『ブリジッド・ジョーンズの日記』を日英字幕で見ているところ)
Surface Go LTEを買ってよかったこと
思えば、いまから10年以上前、まだWindows PCだけを使っていた頃は、やはり小型軽量のモバイルPCが出ると、すぐに買って外出先でPCを使って論文を書いたり、ブログを更新したりしてご満悦でした。当時はやったモバイルPCというと、東芝のdynabookとかPanasonicのLet's Noteなどでした。例えば、東芝のdynabookはMicrosoftがモバイル専用に開発した軽量のWindowsを搭載していて、その小さい筐体をみて、これこそ、かつてアラン・ケイが夢見たdynabookそのものだと思い、すぐに買ってしまいました。また、PanasonicのLet's Noteは、コンパクトで軽量の筐体と高性能さが売り物で、私は初代機が発売されたその日に購入したことを覚えています。
Let's Noteはその後もずいぶんと愛用して、新型が出るたびに買い替えたものです。Let's Noteの愛用者はいまでも多くいるようです。最近までは、カフェや車中でもよく見かけました。いわゆる「仕事のできる男」の象徴にもなっていたようです。
けれども、いまやSurface Goの登場で、モバイルシーンは大きく変わったように感じられます。Dynabookの小型軽量モデルはいつの間にか姿を消しました。Let's Noteは10.1インチの最軽量モデルが775gのタブレットPCで、Surface GOと値段やスペックがほぼ同等ですが、LTEなしで22万円と高いのが採用のネックになっています。Surface GoならCPUの性能で劣るとはいえ、LTEつきモデルが約11万円で手に入ります(キーボードつきの価格)。Let's NoteNoteだと、LTEをつけると2万円のプラスになります。ということは合計24万円で、Surface Goの倍以上になります。とても個人では手が届く価格ではありません。
小さいことはいいことだ
Surface Goがいかに小さいかは、次の2つの写真をごらんいただければわかるかと思います。
一つ目の写真は、Surface Pro6(12インチ)の上にSurface Go(10インチ)を乗せて写したものです。
二回りくらいSurface Goのほうが小さいことがわかります。
二つ目の写真は、タリーズ・カフェ(松山銀天街店)で昼食をとりながら、Surface Go1でブログを更新している様子を撮ったものです。小さなテーブルなのですが、Surface Goを左に寄せれば、コーヒーカップとパスタの大皿を横に置くことができます。これなら、食事をとり、コーヒーを飲みながらでもPCを操作することが容易にできます。まさに「小さいことはいいことだ」を端的に示す写真といえるかもしれません。ついでですが、ここのタリーズには大きなソファー席があり、3,4人連れならここでゆっくりと談笑することができます。それに、東京とは違って、たいていは空いています。
LTEモデルなら、どこでも即ネットにつながる
Surface Pro6にもLTEモデルはありますが、そのときはLTEつきにするという選択肢は思いつきませんでした。WiMaxルーターがあるから必要ないと思っていました。けれども、Surface Proを外で使っているうちに、ビルの地階や地下鉄の中、山間地などではWiMaxが「圏外」になって使えないことに気づき、不便を感じるようになりました。
また、Surface go LTEに関するレビューページなどを読んでいると、LTEつきのPCがいかに便利かという記事が目に付き、LTEつきモバイルPCがほしいと思うようになりました。こうして、ネットを検索するうちに、Surface Go LTEモデルのすばらしさに目を開かれるようになったというわけです。
私が手に入れたSurface Go LTEは、「ビジネス向けのWindows Professional版」と同等のモデルで、いわゆるSモードではないため、ソフトを使ってSモードを解除することなく、すべてのソフトをインストールすることができます。メモリは8GB、ストレージは128GBです。このモデルにはOfficeはついていませんでしたが、私はOffice365を契約しているので、Officeは必要ありません。入手価格は、純正キーボードカバー(日本語キーボード)を入れて約11万円でした。これに、あとからキーボードとおそろいのカラーの純正マウスと、さらに純正のUS配列キーボードを(試験的に)購入し、合計約125000円ということになりました。決してお安くはないのですが、先に述べたように、Macbook Proをメルカリで約10万円で売却したので、実質的な出費は25000円ということになります。ビジネス向けモデルについては、次のサイトをごらんください。個人向けWindows Home版だと、Sモードの解除が面倒だと思います。
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実際にLTE機能を使ってみると、その便利さを実感します。WiMaxモバイルルーターやWiFiの場合だと、その都度、WiFi設定で電波を探し、接続するのに10秒以上かかるわけですが、LTEだと、「Windowsで接続を維持する」にチェックを入れておけば、PCを立ち上げた途端にネットに接続してくるので、WiFi設定の手間が省けるのです(スマホが常時ネットにつながっているのと同じ理屈ですね)。また、地下であろうと、山間地(これはまだ試してはいませんが)だろうとネットにつながる確率はWiMaxに比べればはるかに高いと思われます。また、Surface GoのLTEはテザリングに対応していますから、Surface Goをモバイルルーターがわりに使うこともできます。海外旅行では、現地で格安プリペイドSIMを買って、ルーターとして活用したいと思っています。
ご参考までに、Surface Goのために購入したSIMカード(データ通信のみ)は、IIJ Mioの月間7GB(docomo回線)で、料金は月1,500円です。これを装着してネットに接続し、スピードを測定したところ、ダウンロードが最高24Mbpsという満足のいくスピードでした。IIJのSIMは毎月あまった容量を翌月に繰り越せるので便利です。これは他の同業者にはないサービスで大きなメリットに感じます。IIJは1990年代初期に日本で最初の商用インターネットサービスがスタートした当初から参入している草分け的存在だけに、信頼がおけます。おすすめの格安SIMといえるでしょう。
ストレージ不足を大容量microSDカードで補う
ところで、同じ10.1インチモバイル Windows PCとして、Surface Goの比較対象にしたLet's Noteのストレージは、最低が256GB、最大2TBまでカスタマイズできます。でも、microSDカードを本体裏のスロットに収納できるSurface Goなら、128GBでも実は十分なのです。というのは、Surface Goの場合、microSDカードの対応仕様は「microSDXC」で、このタイプなら最大2TBまでのmicroSDカードを収納することができます。つまり、容量だけを比較するならば、Let's Noteと遜色はないといえます。
また、本体にインストールしたアプリのうち、Microsoftストアで購入したものは、本体にインストールした後に、microSDカードに「移動」することができます。同様に、例えばNETFLIXなどのダウンロード動画や、Kindle、hontoなどの電子書籍のコンテンツも、アプリの設定だけでmicroSDカードに保存することができます。その結果、NETFLIXのダウンロード映画やKindleの膨大なライブラリーをmicroSDカードに収納することができるのです。
というわけでは、私はちょっと冒険ではありましたが、Lexarという、あまり聞いたことのないメーカー製の512GBのmicroSDカードを購入し、Surface Goに装着してみました。定価が1万円以下であるのが気に入ったのです。
レビューでは好評だったし、Amazon's Choiceにも指定されていたので、たぶん大丈夫だろうと思って購入したのですが、結果的には成功でした。PCの設定画面で「ストレージ」を見ると、SDXC(E:)ドライブが460GBあることを示しています。500GB近いストレージが1万円以下で入手できるとは、本当にいい時代になったものです。
Kindleやhontoなどの電子書籍のコンテンツは、アプリの設定でデータの保存先をSDXCドライブに簡単に変更できます。NETFLIXの場合には、アプリの設定だけではSDXCドライブにダウンロード先を変更することができませんが、アプリそのものをSDXCドライブに「移動」することによって、ダウンロードデータの保存先もSDXCドライブに変更されます。その手順は次のとおりです。
- 「設定」→「アプリ」→「アプリと機能」を選択する
- アプリのリストからNETFLIXを選び、アイコンをクリックする
- 「アプリの移動先ドライブ」をSDXC (E:) にして、「移動」をクリックする
これで、アプリ本体がSDXCドライブに移動し、ダウンロードした映画のコンテンツもSDXCドライブに保存されるようになります。音楽配信サービスSpotifyの場合には、「詳細設定」メニューでダウンロード先をSDXCドライブの任意のフォルダに変更できます。これによって、動画、音楽、電子書籍など容量の大きなコンテンツも、460GBの広大なストレージ内部に保存することができるようになりました。これから当分の間、あの不快な「容量不足」の警告メッセージを見なくても済みそうです。
OneDriveなどのクラウドデータの保存場所も、デフォルトではC:ドライブですが、保存場所をE:SDXCドライブに変更することも簡単にできます。これによって、大容量のクラウドが内部ストレージを圧迫するという問題を解決することができます。具体的な手順は、次のサイトがわかりやすく参考になります。
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OneDriveの保存場所を変更する方法(Cドライブ→別ドライブも可)【Windows10】 – Jill Tone Blog
Microsoft謹製クラウドストレージOneDrive。 Windows10の場合、OneDriveフォルダはデフォルトでCドライブ以下、ユーザーフォルダのなかに生成されます。 しかし、例えばCド. ...
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おしゃれなお揃いカラーのキーボードカバーとマウス
実は白状しますと、Surface Goがほしいと思ったのは、いくつかのレビューサイトに掲載されていたSurface Goのキーボードとマウスのシックなワインカラーがものすごく気に入ったからだといっても言い過ぎではないかもしれません。かつて、未来学の権威、故・林雄二郎先生が『情報化社会』という本の中で、これからの社会では、ものの機能的な価値よりも「情報」的な価値(例えば、カラーとかデザインとか、書き心地など)が重視されるようになるだろう、と喝破されましたが、Surface Goのおしゃれな肌触りと、おとなの雰囲気たっぷりのバーガンディ(ワインカラー)のキーボードと、スリムでスタイリッシュな同色のマウスは、まさにPCの「情報」的価値を極大化したIT製品といえるでしょう。私もその魅力にはまってしまったのでした。
実際に手元に届いた製品を眺めていると、女性向きかと事前には予想していたのとは異なり、男性が使ってもまったく抵抗のない、心憎いカラーリングだと感じます。とくに、イタリア製のラグジュアリーなAlcantara素材のソフトな触り心地と独特の色合いは、いつまでも見飽きることがありません。奮発して買ったお揃いのカラーのモバイルマウスも、このPCにぴったりとマッチします。
機能性という点でいえば、Surface Goの本体やスリムなマウスは決して使いやすいとはお世辞にもいえません。キーボードが小さいために、まだ使い始めて間もない現段階では、しょっちゅうミスタイプをしてしまいますし、マウスも薄いので握りやすいとはいえません。でも、やがて慣れてしまえば、そのデメリットも次第に軽減していくものと期待しています。
日本語配列キーボードとUS配列キーボードが入れ替え自由のメリット
ふつうのノートPCでは、ディスプレイ部とキーボード部は固定されているので、キーボードだけを自由に交換することはできません。とくにMacbook Proのように多くのブロガーが愛用しているPCの場合、日本語配列のキーボードがいいのか、それともUS配列のキーボードがいいのかをめぐって、ブログ上でもさまざまな意見が飛び交っています。これらのページを読んでいると、US配列のキーボードを強く勧めるブログが目立つような気がします。その理由を要約すると、次のようになります。
- とにかくカッコいい
- 記号配列が合理的([ ]{ }が並んでいる、など)
- 一つのキーに割り当てられる記号が2つ以内
- Shiftキーが大きい
- Returnキーが横長
- 「かな」がキーに記されていないのでスッキリする
このうち、1は問題になりませんが、「記号配列」がUSキーボードの方が合理的なのはうなずけます。とくにカッコは横に並んでいたほうが打ちやすいですね。ただ、一つのキーに割り当てられる記号が2つ以内とか、Shiftキーが大きいとか、Returnキーが横長などは果たしてメリットなのか疑問です。Shiftキーはそれほど頻繁に使いものではないし、多少小さくてもとくに打ちづらいとは感じません。Returnキーの場合は、日本語配列の縦長のほうが打ちやすいと感じるのは私だけでしょうか。
今回、Surface Goを買うにあたって、果たしてどちらのキーが打ちやすいかを試すために、実験的に日本語配列キーボードカバー(ワインカラー)と、US配列のキーボードカバー(シルバー)の2つを購入してみました。下の画像は、これを縦に並べておいてみたところです。特徴的な違いを手書き文字で書き出してみました。
一方、US配列のキーボードを購入した場合には、いくつかの困った問題(デメリット)が発生します。例えば、
- 日本語/英語の切り替えが面倒(2つのキーを同時に押すという手間が必要)
- @の位置が大きく異なるために、戸惑う
- 頻繁に使う¥マークがキーに印字されておらず、位置も異なる
特に、頻繁に使う@や¥のキー配置が違っていたり、印字されていないのは非常に困ります。
Macbook Proを愛する多くのブロガーの方がなぜUS配列キーボードを推奨するのかがいま一つピンと来ません。一番の問題は、Macbook Proの場合、購入時にUS配列か日本語配列かの選択を迫られるという点にあるのではないでしょうか?Surfaceなら、キーボードとディスプレイを簡単に切り離せる上、US配列キーボードと日本語配列キーボードを付け替えた上で、設定を少し変更するだけで、英語入力用キーボードにも、日本語入力用キーボードにも簡単に「変身」できるのです。
設定の変更は、次のように簡単です。US配列キーボードを使う場合には、「設定」→「地域と言語」で、「Windowsの表示言語」を「English」として、「キーボードの詳細設定」を「英語」に変更するだけです。そのあと、再起動すれば、キー入力は、完全にUS配列キーボードに準拠するようになります。日本語配列キーボードにする場合は、同じ操作で「日本語」を指定すればいいのです。その都度、再起動するのが少し面倒ですが、ふだんはそんなに頻繁にキーボードを変更する必要はないので、問題はないでしょう。
とくに、英語の文章や論文を書く場合には、US配列キーボードに差し替えて使うのが快適です。また、外国に行って、US配列キーボードに慣れた外国人にPCを使ってもらう場合には、US配列キーボードに付け替えて提供すると、喜ばれると思います。
(US配列のシルバーSignatureキーボードとグレイカラーのマウスをつけて、Surface Goが英語仕様モデルに華麗に変身!)
いずれにしても、Macbook Proユーザー愛好ブロガーの間で、キーボード採用をめぐる論争が起きるのは、Macbook Proにキーボード付け替え機能がないからではないかと思われます。将来的に、Macbook ProがSurface ProやSurface Goのように、キーボード差し替え機能をつけるようになれば、こうした論争は起きないはずです。
幸い、Surface 用のキーボードカバーはアマゾンでは1万円強で販売されていますので、異なるカラーのキーボードを差し替えて、日英両対応キーボードを使い分けることが可能です。とくに英語を頻繁に利用する機会の多い方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
Type-C端子のメリット
Sueface GoとSurface Pro6を比べたとき、サイズ以外で大きな違いは、Surafce Pro6では外部入出力端子がUSB3.0、ミニディスプレイポート、ヘッドホンジャック、microSDカードスロットであるのに対し、Surface Goでは、USB-TypeC端子、ヘッドホンジャック、microSDカードスロットの3つになっています。これを見ると、Surface Pro6のほうがよさそうに見えますが、実際には、USB-TypeCのほうが有利な点もあります。それは、USB3.0端子は充電機能がないのに対し、Surface GoのUSB-TypeC端子は、PD対応のモバイルバッテリーをつなぐことによって、Surface ConnectポートをAC電源につながなくても充電ができるというメリットがあります。
また、最近では、主としてMacbook Pro用として販売されているUSB-TypeC接続用の多機能ハブが、Surface Goでも問題なく使えます。私が購入したのは、Onshidaというメーカーから発売されている次のハブです。
レビューでの評判がよかったので買ったのですが、デザイン、質感ともよく、作りもしっかりしている上、USB3.0が2ポート、SDカードスロット、microSDカードスロット、PD 対応Type C端子、4K対応HDMIポート、イーサケーブル端子がついており、考えられる限りで必要なポートがすべてついています。HDMI、USB3.0、SDカードスロットなどを一通りつないで試してみましたが、どれも問題なく普通に使えました。この種のハブには、粗悪品や偽物などがしばしばあり、私自身、これまでずいぶん被害を受けてきました。ブロガー推奨の製品でも、必ずしも安心できないのが、外付けハブの購入です。ただ、上の製品は、Macbook ProにもSurface Goにもおすすめの一品だと思います。
Surface GoのType C端子につけて充電するモバイルバッテリーは、できるだけ軽くてコンパクトなPD対応製品が望ましいと思います。最近発売された、ANKERの「PowerCore 10000 PD」は、小型、軽量、大容量の三拍子揃った製品です。私自身、いつも満タンにしたこのバッテリーとUSB Cケーブルをバッグに入れて持ち歩いています。
下の写真は、図書館のブースでSurface GoにANKERのモバイルバッテリーをType-C to Type-Cケーブルでつないで充電しているところです。さすがPD対応バッテリー、あっという間に充電が完了しました。
もちろん、電源コンセントの使える図書館やカフェなどで仕事をする場合には、Surface Pro6用よりもコンパクトなサイズのSurface Go用のAC電源ケーブルをバッグに入れておきます。
Surface Goはサウンドもすばらしい
これまで、主にSurfaceをモバイルPCとして仕事で活用するシーンを中心に紹介してきましたが、最後に、Surfaceを使って映画や音楽を存分に楽しむ方法を検討してみたいと思います。なかでも、音楽と映画については、Surface Goが娯楽や英語学習の手段として大活躍してくれます。
(Let's Enjoy NETFLIX movies with Surface Go Tablet! )
ディスプレイ背後のスピーカーからのステレオサウンドはMore than nice!
先日、Surface Pro6を購入したときは、ハイレゾのサウンドに期待し、実際、ハイレゾ対応ソフトから流れるハイレゾサウンドに満足しました。けれども、Pro6よりも安くて小型なGoにはサウンド面ではあまり期待していませんでした。
ところが、Surface Goにハイレゾの音楽とサウンド再生ソフトを入れて、外部スピーカーから流してみたところ、驚くほど高音質でかつ立体的な広がりのあるサウンドが聞こえてきたので、正直耳を疑ってしまいました。ひょっとして、うしろにあるiMacからの音かと疑ったぐらいです。
このようなうれしい誤算の原因を考えた結果、Surface Goのスピーカーが他のノートPCとは違って、直立したディスプレイの後ろに取り付けられているからだ、との結論に至りました。事実、レビューブログにもそのような指摘が散見されました。これならば、ホテルの部屋の中とか、書斎などでSurface Goをステレオ再生装置として楽しむことが十分可能だと感じた次第です。
NETFLIXで映画を楽しみ、英語力を高める方法
ここ数年、PCやスマホ、タブレットで映画やドラマ、アニメなどを見放題できるという定額視聴サービスが次々と登場し、どのサービスに加入したらいいか迷ってしまうほどです。その中で、Windows PCであるSurface Goを使って目一杯楽しみ、なおかつ英語力アップをはかるのに最適のサービスはといえば、NETFLIX以外には考えられません。そのことを端的に示すために、主要サービス間の機能比較表をつくってみました。
NETFLIX | HULU | dTV | Prime Video | U-NEXT | |
Windows PC用のアプリがあるか? | ◎ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
Windows PCにダウンロードできるか? | ◎ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
Windows PCのSDXCドライブに保存できるか? | ◎ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
ダウンロード本数の制限 | 100本 | 25本 | 無制限 | 25本 | 無制限 |
ダウンロードした作品の字幕切替え | ◎ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
映画の日英同時字幕を表示できるか? | ◎ | ☓ | ☓ | ☓ | ☓ |
どうでしょうか。Windows PCで定額制映画を楽しんだり、英語学習に活用したいなら、NETFLIXがダントツですぐれていることが一目瞭然ではないでしょうか?言い換えれば、その他のサービスがもっぱらWeb、スマホ、タブレットでの利用のみを重視し、WindowsやMacのPCでの視聴をあまりにも軽視しすぎているということですね。その意味では、NETFLIXの対応はすばらしいの一言に尽きます。
NETFLIXを娯楽と語学のツールとして活用する方法を記述するには、まだかなりの字数が必要です。この記事もかなり長くなってしまいましたので、ここで一応打ち切り、つづきは別ページに掲載したいと思います。どうぞお楽しみに。
(続きはこちらです)
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